小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

ベルリン・フリー旅行 その15 後記1

2015-06-07 20:19:55 | 旅行
ベルリン・フリー旅行 その15 後記1

ベルリン・フリー旅行とは何だったのだろうか? 特に当方の強い要望で始まった旅でもないので、ウワーという感激が伝わらなかったでしょうから、読む方の大半には面白くもない旅行記になってしまいました。 だいたいほとんどがダークツアーですし。でも、間違いなく記憶に残る、面白い旅でした。

さて、今回の旅の戦利品。


ベルリンの壁グッズ


アンペルマンお弁当箱 カメラ機材をいれる箱として使うつもりです。


ドレスデン城ショップで買ったガラスコップ。左が3000円くらい、右が500円くらい。


サンスーシ宮殿で買った小さなカップ


ユダヤ人博物館で家内が買った、ノアの箱船切り紙細工。

あとはバームクーヘンを幾つか。これで全部とは、ドイツにとってとんでもなく役立たずの観光客ですね。

カメラ機材について、今回の機材はSony alpha7R + Sony/Zeiss 16-35mm とSony alpha7S + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VMでした。途中で交換しています。あとcoBORGも持って行きました。


Sony alpha7R + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm (Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z)


Sony alpha7S + coBORG(実質330mm)

(最近この組み合わせを多用しています。ISO10,000当たりを使っています。)


Panasonic Lumix GH4 + Olympus M.Zuiko 14-42mm

(この写真は上の機材を撮った、組み合わせ。最近Olympus Air とOlympus M.Zuiko 14-42mmのキットを購入。キットではOlympus M.Zuiko 14-42mmは単独購入の1/2ぐらいの価格。この豆レンズ、とっても良く撮れるし、寄れるし、Olympusレンズには脱帽ですよ。Olympus Airに関しては後程レポートします。)

最近、自然教育園でも、いつのまにかSony alpha7Sを使う頻度が増加しています。暗くても写せる、超広角でも周辺減光が無い、この2つのメリットから使い易い為にこうなったのです。暗い所ではSony alpha7Sしか使えない場面がでてくる、しかし、受光面の画素数が全然違うので、画質はSony alpha7S <1240万画素(総画素) 標準:ISO100~102400 拡張:ISO50~80、128000~409600>よりSony alpha7R<3680万画素(総画素)標準:ISO100~25600拡張:ISO50、51200>の方が間違いなくいいのです。Sony alpha7Sの使い方はまだまだ試行錯誤です。

最近の海外旅行の写真でいいものが無い反省から、フルサイズ広角領域を弱点と考えてSony/Zeiss 16-35mmを用意しました。その結果はどうだったのでしょうか? 旅行ではSony/Zeiss 16-35mmは使い易く、Sony alpha7Sと組み合わせれば、ほとんどのケースをカバーしてしまいます。しかし、残念ながら、心に残る絵は皆無。なぜだ?

低画素数のSony alpha7SにSony/Zeiss 16-35mmズームをつけた装備ではブログ上の見た目にはコンデジCanon IXYとなんら変わりないことになってしまいます。<なんてこったCanon IXY一台でよかったということか?>

今回の旅は、いい景色といえる所が無かった、展示写真をさらに写すという場面がとても多かった。なんだかんだで、絵を作るというより、情報を伝える写真になってしまったのか?  だいたい、ポルトガルからベルリンに変更したから、撮影の目的を見失って、ヒットラー、ベルリンの壁、ユダヤ人など、やったこともないのに報道カメラマンみたいなことをやろうと思ったのが間違いか。いや、それしかなかった。腕が悪かっただけだ。

もう一つ考えられることとして、当方はズームを使うといい写真が撮れない。これは毎度のことで、最終的にはズームを売りとばす結果に終わるのです。ズームは単焦点より画質が落ちるというけれど、仮にそうだとしてもそれが原因ではないと思う。ズームのような便利なものを持つと、いつのまにか<報道写真撮り>になってしまうのだろうか? ズームはどうしても無個性であり、心に残る写真があるとすると、それは単焦点の個性がたまたま作り出してきたというのだろうか?

フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VMはMFでの標準写角撮影として、大人の写真を期待したのだが、実際は大人の写真を撮る余裕が無かった。フリー旅は旅の計画を実行することにエネルギーの80%以上を使い、残りの20%で、やっとこ撮影している状態なのです。残りのエネルギーはわずかなのに、それでも色々な試みをやることはやっているのです。超低アングルで花を入れて建物を撮ったり、超広角のパースペクションを生かす撮り方はいつもですが、標準レンズ・街角スナップを試みたり。結局、思ったようにいかなかったのです。なんか、アイデアがワンパターンなんだよね。

どんなところでもいい写真がとれるのが、写真家だとか言って、ベルリン旅に同意したのだから、どんな言い訳も、自分として納得できません。ほんと、これから海外旅写真をいったいどう撮ったらいいのでしょう???

  また原点にもどって、Sony alpha7Rと単焦点レンズだけで勝負。これで撮れない写真は撮らない。(それで。結局、ポケットにCanon IXYをいれてゆくのかな?)

そうそう、白金自然写真クラブの先輩がペンタックス645Zを使って、感激していました。持てるうちに、使った方がいいというアドバイスです。残り少ない人生をポケット・Canon IXYに向かおうとするのか、真反対のペンタックス645Zに向かおうとするのか、645Zは最低レンズ一本と三脚を持つとして、5kgか。マクロレンズ一本持ちですら装備全体は6kgを超し、用意するお金は100万円。
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ベルリン・フリー旅行 その14 最終日、お別れ前に訪ねた所とは?

2015-06-06 16:27:18 | 旅行
ベルリン・フリー旅行 その14 最終日、お別れ前に訪ねた所とは?

最終日(2015-5-12)
最終日は午前中が使えます。ミュンヘンの最終日と同じように、中央公園を散策してから、一か所観光してベルリンを終了と考えました。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

ベルリン中央公園ティーアガルテンはどこへ行っても森とおもって、適当にZoo駅で降りて歩き始めました。カイザー・ウルヘルム記念教会に出会ったのですが、一向に森が見えてきません。この教会は旧建築と新建築が同じような大きさで並立しているのがわかりますか。工事中でしたが、新建築はとても斬新な建築物だそうです。このあたりは各国の大使館が集まっていて、折しもイスラエルの首相が訪問中ということで、厳重警備状態でした。道路を封鎖され、遠回りしているうちにどこを歩いているかわからなくなり、通りかかったインド人風の紳士に道を聞くと、公園の森の入口まで連れて行ってくれました。大使館に関連する方のようでした。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7R + coBORG


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Canon IXY


Sony alpha7R + coBORG

森ですが、出足が遅れているうえに、森の中で迷って、のんびり歩くというよりは、時計をにらみながら歩くことになりました。適当に切り上げて、タクシーで最終目的地、ユダヤ博物館に向かいます。<毒を食らわば皿までも>ということで、ユダヤ人への理解に最終時間を当てました。

この博物館はモダンな建築で、建築自体を目的で訪れる人もいます。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

ホロコースト(大量虐殺)への道と亡命への道の2つの選択肢を示す強い傾斜のある廊下。
確かに亡命という道を選択した人も少なくなかったのでしょう。その決断の持つ意味を、そんなことを考えたこともない当方に、確かにこの廊下は迫ってきます。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

右の道のどんずまりの部屋は真っ暗で、一部の明り取りがあるのみで、行き止まりの空間です。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

左廊下に続く道の先は、屋外にユダヤ人の混沌と不安を表わすコンクリートの柱の隊列があり、その先にはユダヤ人の歴史を展示する迷路のような部屋が続いています。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

ユダヤ教では富と豊穣を表わすイチジクの木に七夕みたいに願い事を書いた札を下げるのです。我々も下げてきました。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

おそらく、西暦300年くらいに、ローマ軍の進軍にともなって、シュケナズ地域(ドイツ、北フランス、東ドイツにまたがる地域)にユダヤ人が進出したのだろうと思われています。ニンニクは中世時代のライン川沿いの3つの都市に存在していたユダヤ人集団の団結を表わしています。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

ここで分かったことは、ユダヤ人排斥運動というのはユダヤ人がこのドイツ地区に住みついたころからずっと存在しており、たとえば、キリスト教の十字軍によるユダヤ人虐殺があります。これはキリスト教人の消えることないユダヤ人排斥の根源を表わしています。しかし1847年一時はプロイセンにおいて、 ドイツ人と対等な待遇を得ます。その後、排斥の再発と権利の獲得の波をいったりきたりしたのですが、さらにその後、ユダヤ人排斥運動がだんだんエスカレートして、ヒットラーはそれを利用して、大衆を誘導していったのです。結局ユダヤ人抹殺運動により、ヨーロッパ全土で約600万人のユダヤ人が虐殺されました。
当方はサイエンスの分野で活動して、ユダヤ人の能力がいかに優れているかよく知っています。ボストン・MITに留学した先もユダヤ人の教授でしたし、ワシントンDC・NIHに留学した時もユダヤ人の教授であり、アパートの周りのユダヤ系の子供たちがいかに頭がいいかを実感しています。音楽の世界も、ビジネスの世界もユダヤ人が世界中をおおっているのです。それがなぜ迫害されるのか? 自国を追われた民族は通常、周囲と同化して吸収・消滅してゆくのです、日本でも台湾でもアメリカ大陸でもどこでもそうです。ところがユダヤ人はあまりに優秀で、団結力があり、自分たちの宗教や民族性を固辞する故に、消滅するどころか拡大し、しかも優秀である故に恐れられ、迫害されることになります。ユダヤ人の中でも、ヨーロッパの近代国家に中に浸透して行くことを望む集団とむしろ古典的なユダヤ人の国をパレスチナに再建するシオニズム運動に分かれ、結局シオニズム運動よりは、世界中の社会の上層部に浸透し行くのがユダヤの流れであり、いつのまにかユダヤ人は世界を動かす大きな力となっています。 
また脱線です。朝鮮半島を追われた百済人、新羅人、高句麗人は日本の上層部に浸透して、同化しているようで、実は日本を動かす力の一部になっているのではないかという当方の考えはあたっているのでしょうか? おそらく我々のDNAの一部としてですが。それらのDNAの多い少ないで、どうしても戦いの好きな人と、どうしても融和が好きな人が出来上がってゆくのです。この旅の出発の時から、飛行機の中でも、安倍内閣の方向に対する自分の考えを固めようとしています。固めておかねばならないと思っています。これは後で、書いてみましょう。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

米国人ダニエル・リベスキンド設計の超モダンな建物とプロイセン時代の役所建物が並列・連結しているのがわかりますでしょうか。この連結に過去から現在・未来にわたる流れの意味を持たせているのです。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

お昼はベーグルサンドとキャロットケーキ一個づつ。キャロットケーキの上にマジパン・ニンジン飾りがかわいい。  外の庭に藤のトンネルがあるのがわかりますか?



Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

なんと、ここも厳重警備状態、博物館前の車線が完全に止められています。イスラエル大使が来るのでしょう。


あとは、1時に来た、送迎ハイヤーにのって、空港へ、フランクフルト乗り換えで、羽田へ無事到着。不思議なことに行きより帰りの機内食の方がましだった。行きは日本で積んで、帰りはベルリンで積むはずなのに。

羽田から、品川について、駅ビルで昼飯をゲット、日本のデパ地下をみると、なんと日本は素晴らしい国なのだろう。<日本の素晴らしさを実感するために海外旅行するのではないだろうか>とすら思ったのです。

明日は旅行後記です。
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ベルリン・フリー旅行 その13 歴史と復興のモザイク・ドレスデン4

2015-06-05 19:02:58 | 旅行
ベルリン・フリー旅行 その13 歴史と復興のモザイク・ドレスデン4

2015-6-5
今日は、ザクセン州立歌劇場(ゼンパーオペラ)内部鑑賞ツアーの続きから。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7R + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM

オペラ出し物の舞台セッティングが行われていました。ここの客席の背もたれ一つ一つから冷房の吹き出し口があるのです。冷房をガンとして取付けない、バイロイト歌劇場とは大違い。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

ゼンパーオペラ前の広場


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

もう建造物を見るのは充分なので、エルベ川にかかるアウグストウス橋を渡って、旧市街から新市街の入口までいってみましょう。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

橋の真ん中で一休み


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7R + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM

対岸から歴史地区を見ます。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

橋の往復でとっても疲れ切って、橋のたもと、川を見渡せるレストランで早い夕食にします。家内はソーセージ、当方はサーモンでビールをいただきます。まずまずの味でした。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

裏からはいって、食事をして、表にでると、とっても立派な由緒ありそうなレストランでした。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

ツヴィンガー城のお堀をすぎて、ドレスデン中央駅に戻ります。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

午後7時07分発、今度はベルリン中央駅が終点だから安心。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

ここではドレスデンの表の表情を述べました。しかし、昨日ケーブルテレビを見ていたら、スパイドラマでやたらドレスデンが出てきました。このドラマがいつごろの物か知りませんが、そう古いものではありません。東と西の接点であり、東ドイツ時代の名残が多く残存している、今回の旅地域は、裏では本当にこのドラマのような東と西のせめぎ合いが依然として行われているような気がします。
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ベルリン・フリー旅行 その12 歴史と復興のモザイク・ドレスデン3

2015-06-04 19:44:36 | 日記
ベルリン・フリー旅行 その12 歴史と復興のモザイク・ドレスデン3

歴史地区、旧市街と新市街とはエルベ川で分けられています。歴地地区のエルベ川沿いに食後の散歩。



Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7R + coBORG


Sony alpha7R + coBORG


Sony alpha7S + coBORG

リバーサイド遊歩道にセントバーナードでしょうか、ものすごい犬をつれた人が散歩しています。


Canon IXY


Sony alpha7S + coBORG

観光にはこういう手もあります。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

シュタールホーフ(武芸競技場)の外壁には、マイセン磁器のタイルに描かれた長さ101mの君主の行列があります。戦災を奇跡的に免れたものです。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

日本人がみな訪れるであろう、バームクーヘンの有名店、クロイツカムで、お土産を買うとともに、お茶をします。日本のバームクーヘンよりちょっと固めですが、間違いなく美味しいです。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

さて、いよいよ3時になって、ゼンパーオペラの内部鑑賞ツアーが始まります。ワーグナーの<さまよえるオランダ人>や<タンホイザー>がここで初演されたというわけで、家内には見逃せないオペラ・ハウスです。ウエーバーが初代音楽監督であった。内部の豪華さ、美しさもさることながら、ここでは連日オペラ、コンサート、バレーが上演され、自前の売上40%、補助金60%で運営されていると言う、驚きの歌劇場です(40%で凄いということの方が驚きかもしれません)。いまや、オペラは世界中で補助金なして成立することは困難で、通常80%が補助金で運営されているのです。説明のお姉さんが、<みなさん、残念ながら本日のチケットは売り切れです>と自慢げにしゃべっていました。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7R + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

ワーグナー肖像とのツーショットで、また目的をはたして満足げな家内。

また明日
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ベルリン・フリー旅行 その11 歴史と復興のモザイク・ドレスデン2

2015-06-03 17:04:27 | 旅行
ベルリン・フリー旅行 その11 歴史と復興のモザイク・ドレスデン2



現在のザクセン州は小さな州ですが、もともとはドイツからポーランドにわたる大きな国だったようです。このあたりは後述するシュタールホッフのマイセン陶器でできた大壁画にその歴史(1123年から1904年の歴代の君主が行列している絵)がつづられているように、100年近く繁栄したのです。ということで、緑の丸天井の宝物は戦争で失われた残りであるのに、とてつもなく豪勢なものです。しかしながら、ここの写真撮影は厳禁であり、ネット掲載写真もドレスデン城の持ち物ということで転載禁止というケチこの上ない状態になっています。金持ちはケチであるという良い例でしょう。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

外観(左)はあまりお城っぽくないので、油断していると、中身はすごいものです。




Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

修復したドレスデン城の中庭、この対面で切符を買います。入場は時間制になっており、厳密な二重扉を通って緑の丸天井へはいるのです。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

ドレスデン城のショップで日本食器が売られていました。なにせ日本陶器はマイセンのお手本ですからね。ザクセンはマイセンを統合していたことがあるし、銀山を持っていたなどを背景に、工芸品に優れていたので、緑の丸天井を見たあとで、工芸品気分になって、このショップで当方としては珍しく高いガラスのコップを買いました。このあたりの工芸技術の伝統を感じると思ったのです。高いといっても値段はわずか3000円程度ですから、緑の丸天井に飾られていた工芸品とは雲泥の相違です。このブログの最後に登場させます。


Sony alpha7R + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM

近くのアルトマルク広場の市場へ。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

さらにこの近くの、ゲンゼディープという地球の歩き方推薦の気軽なお店で、地球の歩き方推薦のドレスデン風ローストビーフ・ザウアーブラーテンとドレスデン風チーズケーキ・アイアーシュッケを注文。なぜか御客は我々だけ、ウエイトレスが我々の注文にクスッと笑ったのは、日本人はみなここにきて、みな同じ注文をするので笑ったのだろうと推測したのです。まともなドイツ料理を食べたのはここが最初で最後でしたが、この選択は間違っていません。とても美味しかった。いくら笑われようが推薦します。夜もここで食べようと思ったくらいです。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

聖十字架教会のシンプルな内部。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

聖十字架教会も被災して、この写真のように、新旧の建材がモザイク模様になっています。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

アルトマルク広場にもどります。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

この近所にあるこの場所は、古い被災建造物跡に新しい建物を建てることに反対している看板が建っています。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

この建物は半分古い建物で半分新しい建物のハイブリット。ドレスデンらしい建物です。実は京都にも、町屋の連続が古くなり、一部壊して、新しく修復した新旧ハイブリット建物が結構あります。

ブラウエン教会に向かいます。ここは再建です。


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm


Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm

また明日
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