小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その205 Fujifilm中判カメラ中心に色々な機材の組み合わせを試してみました

2021-10-10 16:55:37 | 写真日記
自然教育園日記 その205 Fujifilm中判カメラ中心に色々な機材の組み合わせを試してみました

① Fujifilm GFX50R + Zeiss Makro Planar 50mm F2
② Fujifilm GFX100S + Zeiss Makro Planar 50mm F2
③ Fujifilm GFX100S + Fujifilm GF110mm F2
④ Fujifilm GFX100S + Laowa 15mm macro F4
⑤ Fujifilm X-T3+Fujifilm XF70-300mm F4-5.6
色々な組み合わせの絵を載せます。

なんとなくですが、Zeiss Makro Planar 50mmはFujifilm GFX100SよりFujifilm GFX50Rの方が相性がいい。これはZeiss Makro Planar 50mmはスッキリ系ですから、ドッシリ系のFujifilm GFX50Rの方が相性がいいのだろうと思います。当方はFujifilm GFX100SとFujifilm GFX50系の違いは階調性の違いで、Fujifilm GFX100Sの方が暗部の階調が優れていることが、スッキリ系とドッシリ系も違いを生んでいると結論しています。絵画でも双方の方向があり、見手の好き嫌いが分かれるところでしょう。

使い慣れるとFujifilm GFX100Sで何も問題を感じていません。画質的にもです。しかし、Fujifilm GFX50系も魅力的という感覚も変わりありません。

Fujifilm GFX100S + GF110mmは何度も述べているように、ボケを使った絵画的絵を作ろうという方向を生み出しており、<レンズが撮り方を変える>という意味でとても重要なことと感じています。

印象のマンネリ化を避けるという意味でFujifilm GFX100S + Laowa 15mm macroの超接近撮影は思ったより面白い絵を作ることがわかりました。

Fujifilm X-T3+Fujifilm XF70-300mmは動き物専門に使っています。殆どプレ撮影システムを使用しています。動き物は見手に解りやすく、Fujifilm X-T3+Fujifilm XF70-300mmはとても活躍していると思います。しかし、たまにはいいけれども、自然教育園で活動する殆どのカメラマンのように動き物ばかり撮るということは当方の方向と違うのです。

① Fujifilm GFX50R + Zeiss Makro Planar 50mm
2021-9-20

?

2021-9-28

ゲンノショウコ

この組み合わせは前のブログにいっぱい載せているので、今回は少しだけ。

② Fujifilm GFX100S + Zeiss Makro Planar 50mm
この組み合わせは今回初めて。

2021-10-2



チャバネセセリ?

2021-10-3

フジバカマ


ゲンノショウコ

③ Fujifilm GFX100S + GF110mm
この機材の撮影だけは、チャカチャカと見飛ばしてほしくない。結果としての絵の良し悪しは別として、そこに至るまでに色々考えながら撮っているからです。

2021-10-5

イヌショウマ


ツリフネソウ+ホウジャク





2021-10-8





紫色の花はヤマハッカ。なんとかヤマハッカを絵にしたいと頑張る。





微妙なボケ具合の妙味を感じていただけると有難い。

④ Fujifilm GFX100S + Laowa 15mm macro
2021-10-6

ホトトギス




ゲンノショウコ


キバナアサギリ



⑤ Fujifilm X-T3 +Fujifilm XF70-300mm
2021-9-20

ヒガンバナ+クロアゲハ


ツマグロヒョウモン

2021-10-3

カワセミ




エナガ



2021-10-8

イトトンボ 種類は?


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自然教育園日記 その204   Fujifilm GFX50SIIが発売になりました

2021-10-01 13:29:30 | 写真日記
自然教育園日記 その204   Fujifilm GFX50SIIが発売になりました

最近、Fujifilm GFX100SとFujifilm GFX50Rの絵を比較することが無くなってしまいした。それぞれのいいところを追いかけている感じです。現状ではFujifilm GFX100Sには純正レンズ、Fujifilm GFX50RにはZeissだの中華レンズだの他社レンズという住み分けと、本気の時はFujifilm GFX100S、これが重たすぎて疲れた時は気楽にFujifilm GFX50Rという具合です。重い軽い、気合と気楽、という住み分けで進んでいるということもあってガチンコ対決をやっていません。何かやる必要性を感じないのです。

Fujifilm GFX50SIIが発売になるので、Fujifilm GFX100SとFujifilm GFX50SIIとどちらにしようかと悩んでいる方もいらっしゃるにちがいありません。Fujifilm 中判カメラを初めて買う方はFujifilm GFX50SIIを購入されたらいいと思います。機能的に改善されていますし、画質は十分魅力的ですから。気に入ったらFujifilm GFX100Sも追加で買ったらいい。画質のベクトルが違いますから。 気楽な事言うなとお叱りを受けると思いますが、手に入れる価値のあるものが存在しているということは楽しい事ではありませんか。

ネットでFujifilm GFX50SIIの試写の絵を見ましたが、画質は当方の慣れ親しんだFujifilm GFX50Sとほぼ同じという印象です。機能的にはFujifilm GFX100Sと同じようですから、だいぶ使い易くなっていると思われます。

Fujifilm GFX50Rには3つの問題点があります。
①ボディーのグリップが難しく、当方は右手親指が腱鞘炎になり、歯磨きもタオル絞りも困難な状態に陥ってしまいました。Fujifilm GFX50R+ Zeiss Makro Planar 50mmで1.4kg、ノッペリしたボディーを右手に持って自然教育園を歩き回るうちにとうとう腱鞘炎になってしまったのです。写真のようにグリップを付けてやっと何とかなりました。しかしこのグリップは150gあり、これをFujifilm GFX50RにつけるとFujifilm GFX100S やFujifilm GFX50SIIより重たくなってしまうのです。軽いからFujifilm GFX50Rを買ったのに、このグリップが必須なら、何の意味もありません。 重いFujifilm GFX100Sと軽いFujifilm GFX50Rという住み分けが消滅してしまった、なんてこった!
②シャッターボタンの感触が固すぎで、手持ちマクロ撮影ではピントがぶれてしまうのです。Fujifilm GFX50Rには手振れ補正がついていません、しかし、付いていたとしてもピントのズレはどうしようもありません。これは当方の撮影の仕方にとっては致命的な問題点です。
③Fujifilm GFX50Rの前ダイアルが緩すぎて、ちょっと触れると動いてしまう。現在はISO感度設定になっていますが、突然画面の明るさが変化してしまうのです。Fujifilm GFX100S やFujifilm GFX50Sの電源ボタンの位置と前ダイアルの位置が重なるために、おもわず指が前ダイアルにかかってしまうことも原因なのですが。
これらの問題点はおそらく近々発売されるFujifilm GFX50RIIで解決するでしょう。


Fujifilm GFX50R+ Zeiss Makro Planar 50mm

現在のFujifilm GFX50RはどうやらGF50mmを付けたスナップ撮影に特化していると考えられます。この組み合わせなら1.11kgですから、問題点の1,2は問題ありません。

この問題点でFujifilm GFXの重、軽の住み分けが意味なくなり、Fujifilm GFX50Rの存在意義が問われることになりました。 今後発売されると思われるFujifilm GFX50RIIの重量低減が極めて重要です。マクロ撮影中心の当方の目的にはFujifilm GFX50RIIがよほど軽くならないとFujifilm GFX50SIIのほうがベターになるのです。

2021-9-23, 24
以下、Fujifilm GFX50R+ Zeiss Makro Planar 50mm 
ピントが極めて薄いので、手持ちMFマクロ撮影は歩留まりが非常に悪い。10分の1以下かな。






クサギ


ミゾソバ


ワレモコウ




ユウガギク


xxxアザミ


秋の七草、フジバカマ


イヌショウマ[犬升麻]

Fujifilm GFX50R+ Zeiss Makro Planar 50mmだと、どうしても虫・花中心のマクロ撮影になります。Fujifilm GFX100S+GF110mmだと自然に絵画的絵を撮るようになります。両者ともにボケがきれいなのですが。

2021-9-29
あまりいい加減なこと言ってはまずいと思って、今日はFujifilm GFX50R+ GF110mmの組み合わせをトライしてみました。























一回こっきりのFujifilm GFX50R+ GF110mmのトライですが、腱鞘炎が悪化するから、もう2度とやりたくないので、直感的印象をズバッと言います。
① Fujifilm GFX50Rはグリップが難しいので、重たいレンズを付けて歩くのは今回限りにしたい。
② トリミング拡大時の臨場感はFujifilm GFX100Sが断然上。GF110mmとの組み合わせはFujifilm GFX100S+GF110mmがベスト。

出だしには、Fujifilm GFX50SIIを買いましょうと書いたことに2言はないですが、Fujifilm GFX100S+GF110mmがベストの組み合わせと言わざるをえません。Fujifilm GFX100Sのトリミング拡大の自在性は、近景A, 遠景B 2つの対象をどう配置するかの自在性を各段にアップさせます。遠景が遠くても、とにかく撮っておいて後で使える絵に仕立てあげることが可能です。GF110mmは美しいボケとピシッとしたピントを自在に使い分けることが出来ます。同じ場面でもFujifilm GFX50R+ Zeiss Makro Planar 50mmに比してFujifilm GFX100S+GF110mmは10倍の異なる絵をトライすることができます。カメラで絵を作りたい人はFujifilm GFX50SIIで中判に慣れてから、ぜひGFX100S+GF110mmを買ってください。
これだけ宣伝したのだから、Fujifilmさんからいくらかもらおうかな。ノンプロが近所で毎日使うFujifilm中判カメラの話なぞそうあるものではありません。


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