株式会社Liquid(2018年12月設立、東京千代田区)が、2022年1月から提供予定の顔認証サービスです。”リキッドオース”と読みます。当社が持つ顔認証システム”LIQUID eKYC”の運用によってクラウド上に蓄積された身元確認済の顔データを活用したサービスとなっています。
このサービスに対し”身元確認済みの顔データに対して顔認証を行い、なりすまし不正を防止”、”パスワードが詐取されても不正困難、コロナ禍で6倍増のフィッシング詐欺への対策に”などの説明が付けられています。
既存の”LIQUID eKYC”サービスは、ネット上での契約や口座開設の際に、当該本人の顔写真と本人確認書類(例:運転免許証など)とを照合して本人であるか否かを認証するようです。このサービスの運用において、照合OKと確認された当事者の顔写真はクラウド上のデータベースに蓄積されるようです。
”LIQUID Auth”の顔認証サービスにおいては、(1)認証の際に撮影された顔写真がクラウド側へ送られ、(2)”LIQUID eKYC”による認証でクラウド上に蓄積された身元確認済みの顔データと照合され、(3)その結果が認証結果として返される、という仕組みになっています。
照合先である身元確認済みの顔データは偽造が極めて困難なため、万一、パスワードやスマホ端末など他の認証情報が詐取されても、上記(2)の照合でNGとなり、”なりすまし”による不正を防止することができるようです。
なお、当人認証サービスにおいて照合先としてクラウド上のデータを利用するものは日本国内では初めてとのことです。
プレスリリース(2021.11.16)のサイトは、https://liquidinc.asia/2021-11-16/です。
また、”LIQUID Auth”のサービス紹介サイトは、https://liquidinc.asia/liquid-auth/です。