米マイクロソフトが、2020年1月15日に提供を開始した新型Edgeブラウザーです。
ブラウザのシェアで世界トップのGoogle Chromeと同様、“Chromium(クロミウム)”と呼ばれるブラウザー(注:オープンソースソフトウェアOSSとして開発され、ソースコードの第三者による利用、改変、再配布が可能)をベースとしています。使い勝手は、Google Chromeとほぼ同じようです。
このブラウザの検索エンジンは、“Bing”を推奨していますが、“設定”を使用して他の検索エンジン(Google、Yahoo!JAPAN、百度)に変更できるようになっています。
また、デフォールトで、サードパーティクッキーによるトラッキングはできない設定にされているようです。
なお、米Appleのブラウザー“Safari”や米Mozilla財団の同“Firefox”でもサードパーティクッキーの利用を標準でブロックしています。また、2020年2月3日(米国時間)に配信を開始した米Googleの“Chrome 80”でも、デフォルトでサードパーティクッキーの利用を制限するような分類システムを適用するようにしているようです。
新型のChromium版Edgeの導入がブラウザのシェアの挽回につながるかどうか注目したいと思います。
Chromium版Edgeのダウンロードは以下のサイトから可能です。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4501095/download-the-new-microsoft-edge-based-on-chromium
Chrome80において新しく導入されたクッキー分類システムの注意を呼びかけるサイト(2020.2.3)は以下です。
https://blog.chromium.org/2020/02/samesite-cookie-changes-in-february.html