トラック、タクシー・バスの事業者(注:そこの運行管理者)が当該車両の運転手の体調などを乗車前後に確認する業務を「点呼」と呼んでいますが、これをインターネットなどを活用してリモートで行うことを指しています。「IT点呼」などとも呼ばれます。
点呼業務は現時点では「対面」で実施することが義務づけられているようですが、国土交通省では、来年4月にも満足すべき要件を附した通達を出し「遠隔点呼」を認める方針のようです。その背景には、人手不足への対応(運行管理者の負担軽減)やコロナ感染症への対応があるようです。
遠隔点呼を行う場合に満足すべき要件としては、以下のようなものが挙げられています。
・運転手の表情を鮮明に確認できるモニターの配備
・なりすましを防止するための認証機能の確保
・呼気検査の様子を撮影する監視カメラの配備
など。
関連する報道発表資料(2021.9.24)のサイトは、https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001424953.pdf です。