モネ・テクノロジーズ(東京都港区、トヨタ自動車やソフトバンクなどが出資)が4月27日にMaaSのサービス開発を促進させることを目的にプレオープンさせたマーケットプレイスです。MaaSの実現を包括的に支援する”MONETプラットフォーム”の本格運用の開始に合わせプレオープンさせました。
システム開発企業は、このマーケットプレイスを利用することにより、MaaSの実現において必要となる「データ」や「外部のシステムと連携する際に必要なAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」を購入することができるようです。
プレオープンでは、「MONETコンソーシアム」の加盟企業・団体向けに、配車や決済、天気予報などのAPIを無料で提供するとのことです。具体的には以下です。
”オンデマンドバス” オンデマンドバスの運行に必要な予約や運行管理などのAPIをまとめて提供。
”決済” SBペイメントサービス(株)のオンライン決済サービスを利用したクレジットカード決済。その後は各種電子マネー決済への対応も予定。
”チケット” 予約情報や決済情報を基に、乗車券や入場券として利用できるQRコードを発行可能。
”天気予報 API((株)ウェザーニューズ)” 全国(1kmメッシュ)の天気予報を1時間ごとに取得できるAPIと、指定した場所の最寄りの観測地点における過去の観測値データを、2008年までさかのぼって取得できるAPIを提供。
”るるぶDATA API((株)JTBパブリッシング)” 『るるぶ情報版』に掲載されている全国観光スポットの情報や、イベント情報、温泉地、観光視点で区切った日本全国のエリア体系などの情報を取得できる。
”いつもNAVI API((株)ゼンリンデータコム)” 多彩な地図・位置情報サービスをウェブサイトやスマホアプリなどに実装するための開発ツールがセットになった、企業向けサービス。
さらに、この夏を目途に、マーケットプレイスへの参加を一般企業にも拡大するとともに、APIを提供する企業の募集も行うようです。
プレスリリース(2020.4.27)のサイトは、https://www.monet-technologies.com/news/press/2020/20200427_01です。