Advanced Driving Assistant Systemの頭文字を取ったもので、「先進運転支援システム」と呼ばれています。
車両間隔や蛇行などを検知しドライバーへ注意喚起することにより事故などを回避するシステムのことです。いわゆる「ぶつからない車」を目指したシステムということになります。
(1)車載センサーにより周囲の車や人などの存在を認識します。
(2)電子制御装置(ECU)が大量のデータを処理することで車の衝突の可能性を判断します。
(3)ドライバーへ警告音で知らせたり、ブレーキを作動させたりします。
車を運転するために必要とされる「認識」、「判断」、「操作」といった動作に対し、安全を確保するということに重点を置いてドライバーを支援するシステムです。代表例として、「EyeSight」や「先行車追従クルーズコントロール」などが知られています。
政府が2020年代後半以降に完全自動走行(レベル4)を実現するロードマップ(※)を描いていますが、ADASはこのロードマップに対応づけるとレベル1~2あたりとされています。
(※)関連ブログ「自動運転車」(2016.5.26)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/e6e87e7025bad08b2d6e543ed2922b99です。