電通が2022年2月24日に発表した、2021年における日本の広告費です。電通は、毎年、この時期に、前年1年間の我が国の広告費をネット上に公開しています。
大きく、(1)マスコミ4媒体(衛星・地上テレビ、ラジオ、雑誌、新聞)広告費、(2)インターネット広告費、(3)プロモーションメディア(屋外、交通、折り込み、ダイレクトメール、その他)広告費、の3つの媒体に分類されています。
2021年の広告費において、「(2)インターネット広告費」が前年比で21.4%アップの2兆7,052億円となり、「(1)マスコミ4媒体合計の広告費」の2兆4,538億円を上回ったとのことです(注:電通のデータより作成した下図を参照)。このような大小関係は、前年実績の推定をし始めた1997年以降で初めてのことだそうです。インターネット広告費の増えた要因としては、コロナ禍でのEC市場の拡大などがあるようです。特に、動画広告に対する需要の高まりが顕著となっているようです。
なお、上記(1)~(3)の総広告費でも前年比で10.4%アップし、6兆7,998億円となったようです。この要因としては、2021年の下半期に企業活動が再開されたこと、東京五輪・パラリンピックといった大型イベントが開催されたことが挙げられるようです。
ニュースリリース(2022.2.24)のサイトは、https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0224-010496.htmlです。
関連ブログ(2020.4.2)のサイトは、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/61e0aaa857ce5c6d4be57d6b432765a4です。