機器に指が触れたか否かを検出するIC(半導体集積回路)のことです。
検知の仕組みの多くは、指が触れた際に静電容量が変化したことを検出する仕組みのようです。検出可能な距離を伸ばすことにより、非接触によるジェスチャーでの操作も可能となります。最近、約15cmの距離からでも手をかざすことによりON、OFFのスイッチ操作が行えるようなタッチセンサーICが開発されているようです。
米半導体大手のオン・セミコンダクター社日本法人の「LC717A30UJ」がそれです。タッチやジェスチャーに対応しています。センサーの電極に指を近づけた際に生じる静電容量の変化をこのICで読み取るようになっているようです。
スマホやタブレットなどでタッチ操作が普及していますが、今後はまだ普及していない白物家電や自動車、産業機器などへの導入が図られようとしています。