ネット注文品などの荷物を届け先へ配達するサービスにおける配達形態の一種です。すなわち、玄関先やポストなど受取り人が指定した場所に荷物を「置くことで配達が完了」します。受取り人の押印やサインをもらう必要がありません。米国や中国では一般的に普及しているようです。
我が国で「置き配」という形態は、宅配業者と荷受け人との配達時のミスマッチによる再配達の問題を解消する対策のひとつとして注目されてきたものですが、対面での受け渡しが回避できるため、新型コロナウイルスの感染が拡大しているこの時期に来て需要が増しているようです。
このような状況から、ヤマト運輸、アマゾンジャパン、その他“ウーバーイーツ”や“出前館”といった飲食宅配業界などにおいて置き配のサービスが広がっているようです。
ヤマト運輸は、この3月に、一時的な対応として、受取り人がインターホンから置き場所を伝えると手渡しなしで受け取れるようになっているとのことです。また、アマゾンジャパンは、この3月に、置き配対象エリアを30都道府県に拡大したとのことです。
ウーバーイーツは、この3月に、置き配形態の受取りを選択できるアプリを追加したようです。出前館では、キャッシュレス決済にすると置き配が選べる「非接触デリバリー」サービスの利用促進を図っているようです。
ヤマト運輸に関連するサイトは、http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/info/info_200408.htmlです。
アマゾンジャパンのプレスリリース(2020.3.23)のサイトは、https://amazon-press.jp/Top-Navi/Press-releases/Presselist/Press-release/amazon/jp/Ops/200323_unattended-delivery/です。
ウーバーのニュースルーム(2020.3.26)のサイトは、https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/eats-support-japan/です。
出前館のプレスリリース(2020.3.24)のサイトは、https://corporate.demae-can.com/files/20200324.pdfです。