コネクテッドカー(※)においては、安全性確保などの観点から周辺機器・設備と情報のやりとりをするためのワイヤレス通信機能の搭載が不可欠となります。即ち、着目している車(V)について、ネットワークとの通信(2N:to Network)、近くを走る他車との通信(2V:to Vehicle)、信号機や監視カメラなど路側インフラ設備との通信(2I:to Infrastructure)、さらに歩行者(のスマホ)との通信(2P:to Pedestrian)などが必要となります。これらの通信をまとめて「V2X(Vehicle to everything)」と呼んでいますが、V2Xの各種接続の中で特にネットワークとの接続であるV2Nにおいて携帯電話で採用されている「セルラー方式」を用いるものが、「セルラーV2X(あるいはC-V2X)」です。
※ 関連ブログ(“コネクテッドカー”とは,2015.9.22)のサイトは、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/f84ee5dc22dceab15e2f0bb513027b4bです。
これらは3GPP(Third Generation Partnership Project)で標準化されています。なお、セルラーV2Xにおいて、車とネットワーク以外の通信(即ち、V2V、V2I、V2Pなど)については、基地局を介さずに直接通信を行うことも可能となっています。