IBMが開発した、質問応答システム・意思決定支援システムで、人工知能(AI)などとも言われたりするようです。
IBM自身は、このシステムを、「自然言語を理解・学習し、人間の意思決定を支援する『コグニティブ・コンピューティング・システム(Cognitive Computing System)』」と定義しています。
Watsonというネーミングは、IBMの創立者トーマスJ.ワトソンに由来しているとのことです。
Watsonについて、ニュースリリース(2016.2.18)のサイト(http://www-03.ibm.com/press/jp/ja/pressrelease/49119.wss)では、『新時代のコンピューティングの先駆け』として、「IBM Watsonは、オープンなコグニティブ・コンピューティング技術の初のプラットフォームであり、新時代のコンピューティングを代表しています。新時代のコンピューティングでは、システムが人間と同じように感覚、学習、経験を通して世界を理解します。IBM Watsonは以前のやりとりから時間とともに価値と知識を増して、たえず学習します。IBM Watsonの支援のもと、組織はコグニティブ・コンピューティングの力を利用して、業界を変革し、専門家の仕事に役立て、重要な課題を解決しています。」と説明されています。
なお、5月24日~26日には、日本IBMの本年最大規模のイベント“IBM Watson Summit 2016”が予定されており、そこではコグニティブ時代を見据えた新しいテクノロジーが多数紹介されるようです。