俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

椿の実

2021-09-25 | 俳句・秋・植物




久々の夕日に照りぬ椿の実




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ツバキ科の常緑低木ないし高木。








藪椿や雪椿、またはそれらを改良した園芸品種の総称。







実は果皮が厚く艶があり、熟すると裂け、中から堅い

暗褐色の種子が二~三個出る。







この種子を搾ってとった椿油が有名で、食用、髪油用

などに用いられる。







曇り空が続いたあと漸く晴れて夕日が見られた。

その夕日に椿の実が照っていた。






椿の実裂けて一日終はりけり





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秋晴(2)

2021-09-24 | 俳句・秋・天文




秋晴の畑を眺めてゐたりけり




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秋の長雨がようやく終わると、雲一つない秋晴となった。







秋は晴れると、空が澄んで青々として見える。







秋晴れのもとでは心が弾み、どこかへ出かけたくなる。







秋の穏やかな日差しのなかで過ぎてゆく一日が

「秋日和」である。







秋晴の真っ青な空のもと、広がる畑をじっと眺めていた。






赤き橋を渡つてきたる秋日和


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秋彼岸

2021-09-23 | 俳句・秋・時候




野に出れば飛ぶ白雲や秋彼岸




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秋分の日を中日とする前後三日の七日間をいう。







墓参や法要を行うのは春の彼岸と同様である。







「暑さ寒さも彼岸まで」というように、この頃から秋涼の

気が定まる。







春の彼岸に対し、「秋彼岸」「後の彼岸」という。







野に出て歩くと、白雲が浮かんで流れていた。

そんな秋彼岸であった。






秋彼岸遠くの山を眺めけり




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2021-09-22 | 俳句・秋・植物




直売の栗に次々買い手きぬ




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ブナ科の落葉高木。







北海道中部以南の山地に自生し、果樹として

栽培もされる。







栗の毬は初秋の頃は薄い緑色をしているが、晩秋

には暗褐色となり、避けて光沢のある実がぼれ落

ちる。







栗は焼き栗、茹で栗、栗飯、甘露煮、きんとん、

栗羊羹等として食される。







栗畑の栗が次々と生り、近くで直売をしていた。

その栗を買いに次々と客がやってきた。






笑栗や憶良の歌を口遊み




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名月

2021-09-21 | 俳句・秋・天文




名月のエナジー胸に佇みぬ




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陰暦八月十五日の月をいう。

一年中でこの月が最も澄んで美しいとされる。

穂芒を挿し、月見団子や新芋などその年の初物を

供えてまつるのは、収穫を祈る農耕との関わりを

示すものである。

「芋名月」とも呼ばれる。







名月が出ていた。

名月から出るエネルギーを胸に受けて、佇んでいた。






誰彼に思ひ馳せをりけふの月




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