毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「う~さぶ!」      2011年12月1日(木) No.230

2011-12-01 07:56:38 | 中国事情
 いやいやいやいや、さぶいのなんのって。
昨日、可愛い2年生(完全にエコヒイキ)のクラスに行くと学生たちが
「昨日まで秋でした。今日から冬です。」
と言う。同感だ。何しろ一昨日は26℃もあったのだ。一転してこの寒さ。ネット情報によると最高気温12℃最低6℃。さらに南昌特有の冷たい風が吹く。刺すような風だ。麦廬キャンパス内を教室に向かって歩いていると、強風が吹くたびに、あちこちから「キャー!」「ウー!」と学生たちの悲鳴が聞こえる。ちょっと可笑しくてニヤリとする。

 一昨日、テスト作りを終えて気が抜け、風邪を引いた。日本ではいつも週末になると脱力感で寝込んでいたので、それと同様の状態だ。さらに、寒さまで加わって一気に本格的な風邪となり、昨夜は頭痛と寒気がひどく夜8時にまだ残っていた‘早めのパブロン’を飲んで布団に入った。
 日本語能力試験が今度の日曜日にあるので、スピーチクラブも中止。3年生のほとんどと4年生の数名がN1(1級)を受ける(4年で未だ受かっていない子がいる。一旦は諦めかけていたのが、王エイエイさんの深圳レポートを読んで奮起し、3度目の挑戦をするのだ。この子達も健気で可愛い)。4年生は今度こそ全員合格してもらいたい。
 彼らを見ていて、学生たちの学習態度に3種類あることに気が付いた。
1つは、ひたすら熱心に朝から晩までありとあらゆる努力をするタイプ。私は初めてこの大学の教壇に立った時、このタイプの子がまず目につき、驚嘆したものだ。
2つ目は、学生会、共産党、スポーツなどの方向に力を注いで学習はそこそこタイプ。授業もよくサボる。しかし、期末テストだけは立派な成績なので(なんかな~)と思わんでもない。
第3のタイプが、授業には休まず真面目に出席し、一番前の席に座るのに、なぜか成績が伸び悩みの子たちだ。このタイプの子が未だにN1に受からない。よく見たら彼女たちは、見直しとか自己チェックが甘い、甘すぎる。何度も同じミスを繰り返す。そして覚えない。のんびりとお人よしの顔をしているのが特徴だ。その彼女たちが、一昨日、キビシイ表情で問題集の分からない箇所を聞きに来た(今頃遅いっちゅうねん )。
 日曜日は寒さも少し和らぐようだ。少なくとも体調だけはいい状態で臨んでもらいたい。それにしても今度こそ受かってほしいなあ、正直なところ。

 
コメント
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