毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

断水の夜    2011年12月13日(火) No.240 

2011-12-13 20:15:30 | 中国事情
 やっぱり「ぎょっ!」とする。
一年あまりの滞在で4回目の断水だ。最初は大変にショックを受けた。
(え~、顔洗われへん。トイレ流されへん。どうすんね~~ん!)と狼狽えまくったものだった。
その4回のうち2回は早朝に回復してホッとした。あとの2回は、水道代を管理人のミズ呉やミズ劉に納めれば再び使えるようになった。今回は後者のケースで、99元払って麦廬園に仕事に出かけ、戻って蛇口を捻ってみるとジャージャー出るので、大いにホッとした。

 水が出なくなった時の喪失感は、初めに比べて縮小されたものの、もの悲しさはぬぐえない。それはプロパンガスがなくなったときも同様だ。鍋に水を入れ、ジャガイモと玉葱を切ってさあ、今から茹でましょうという時、突然にシュルルルル~と火が弱まり、フッと消えるのだ。
 
 もし大阪で断水や停電、ガスストップに遭遇したとしても、それは(大地震など以外は)、『○時から△時まで』という予告があり、終りも見えるものだ。自分の心も(O.K.その時間帯だけやり繰りしたら、あとは元通りね)と、いくらでも納得できる。

 こちらの場合、いつ復旧するか常に不安が付きまとうのだ。それでも学生たちが言う。
「外国人の先生たちの宿舎はとても恵まれています。私たちは3日間ぶっ通し停電になることも珍しくありません。」と。
なので、今日授業後、4年生3人と学食で昼ご飯を食べながら、夜からずっと断水したので顔も拭いただけで、水で洗い流せなかったと愚痴を言っても、誰一人同情してくれなかった。それよりも、私のこんなにも下手くそな中国語に動ずることなく応対するミズ劉やミズ呉を「プロフェッショナルだ。」とか言って褒めちぎるのだった。
コメント
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