毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「健康診断の日」  2012年5月22日(花) No.353

2012-05-22 15:40:33 | 中国事情
 大学との雇用契約を更新するたびに健康診断を受けに行く。
実は(今年はどうしようかな)と思わないでもなかった。
留守にしていると、大阪の「帰国者の友」の様子が気になる。
ほとんどみんな満身創痍状態でがんばっている。
昨年11月に小紅先生、新平先生と約束してしまったし、
せっかく自分が言い出して実現することができた「校内スピーチコンテスト」が
たった一度でポシャってしまうのも残念だ。
そんなこんなで、あと一年だけワガママを通させてもらうことにした。

朝、7時25分、国際交流與合作処というか外国人教師宿舎前を出発。
去年も確か今頃だった。
こんなに早く出発するのは
市内の交通渋滞を避けるためだ。
昌北は問題なく、スイスイ進む。
時折、車道の真ん中を車と並行して女性が悠々と歩いているのに遭遇したり、
車がバンバン通っている路上で、道路のゴミを掃いている人を見かけてヒヤッとする。
しかし、私以外の誰もそんなこと気にしない。
今まで、轢き殺されないで暮らしてきたんだ。
きっと、これからも大丈夫だろうと、心でつぶやく。

8時前、約30分で保健所に到着。
去年の運転手さんは、保健所内のガイドを買って出てくれたので、
なんの不自由もなかった。
今年の運転手さんは、建物の外で待っている。
仕方なく、一人で廻っていくしかない。
だが、職員たちはみんなカタコトの英語を話す。
カタコトで十分。
こっちもたいしたことないからね。
それに、もう3回目だ。
検査員もほとんど以前と同じ顔ぶれで
気楽にどんどん進んでいった。
しかし、昨年は視力検査のところで
優しい運転手さんが答えを教えてくれたが、
今年はそうはいかない。
左目は0.2くらいしか見えなかった。
右は0.6ぐらい。
「それだけ見えれば、中国では何の問題もないです」
と、去年学生の誰かが言っていたが、今年はどうだろう。

ほとんど並ぶことも無く、30分以内に
内科、皮膚科、視力検査、心臓検査、血圧検査、レントゲン撮影、血液検査を終えた。
早く行くといいことがここにもあった。
8時半過ぎに保健所をあとにして、
宿舎についたのが9時過ぎ。
非常にスムーズにいった。
保健所の人は明後日の午後、証明書を取りにまた来いとか言っていたが、
それは運転手さんが取ってきてくれるそうだ。
今までずっとそうしてくれていたのに、気がつかなかった。
2年経ってようやく全体の流れが掴めてきた感じ。
慣れてきたのだろう。
しかし、私は慣れるや否や飽きてしまう人間である。

まだまだ見えていないものがたくさんあるのに、と思って
気を引き締め直さなければ・・・。







コメント
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