毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「しまったあ・・・」  2012年7月3日(火) No.387

2012-07-03 14:00:22 | 日記
返す返すも悔やまれる。
昨日南昌の宿舎を発つとき、一つ忘れたことがあるのだ。

一か月半後に戻った時にスッキリした部屋に入りたいので、
前日から丁寧に拭き掃除し、
いくら窓をきちんと閉めても、埃が溜まるにきまっているので
パソコンモニターやキーボード、本、CDプレーヤー、扇風機、洗濯機など
主だったものに布をかけ、箱などに仕舞えるものは全部しまった。
電気器具のプラグはコンセントから引き抜き、ガスの元栓もしっかり締めた。

食べ物も、きゅうり、トマト、人参、ご飯などを残さないように
数日前から計画的に食べ、
土曜日、急遽開催された日本語学科の先生たちの食事会のため、
その夜食べる予定だった卵が余ったので、出立前夜に全部茹でた。
冷凍室に中華ちまきが一つだけ残っていたのと合わせて
上海浦東空港で待ち時間に食べることにしたのだ。
浦東空港では、多くの中国の人々は空港内レストランなどで食べずに
(だって庶民にとってはちょっと高いからね
待合エリアで持参したちまきなどを食べている。
昔、母がよく私にゆで卵とおにぎりを持たせてくれたのを思い出して、
私もそれでいこう、と。

朝、冷蔵庫からゆで卵を出し、中華ちまきを電子レンジで温めて、
いざ鞄に入れようとしたとき、
ふっと(いくら懐かしくてもこれ、ちょっと…)と
逡巡してしまった。卵は6個もあるのだ。
「最大限3個やな」と呟いて袋から3個取り出し、
(ミズ劉かミズ呉に食べてもらおう、
戻るまでサボテンの水遣りもお願いするんだから)
と、とりあえず調理台の上に出した。

昨夜、私は大阪のマンションに戻った。
3個のゆで卵は、まだ宿舎の台所に置きっぱなしだ。
時間が迫ったのでバタバタしているうちにうっかり忘れたのだ。
「火鍋の暑さ」と形容される夏の南昌で、
茹で卵たちは8月後半に私が部屋に戻ったとき
どのような変化を遂げているのだろう…。
ああ~、クヨクヨ…
コメント
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