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毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「十三(じゅうそう)の『帰国者の友』」 2012年7月11日(水) No.392

2012-07-11 20:49:12 | 中国帰国者
「帰国者の友」という任意団体がある。
大阪淀川区の十三に事務所まで構えている(エヘン)。
中国から日本に帰って来られた方々の苦境を知り、
見て見ぬふりできない八っつあん・熊さんたちが集合して4年前に立ち上げた中国帰国者支援のグループだ。
かく言う私もその一人である。
心中ひそかにNPO法人化を目指しているが、あくまでも「そのうちにね~」という状態。
そこにはもちろん帰国者一世、二世、その家族も参加しているので、
私は、支援者、当事者がともに作る「帰国者友の会」に名前を変えたいと考えているのだが、
参加者は誰も名前なんかにこだわっていない。
これもまた「そのうちにね~」状態である。
十三駅東口から淀川通りを5分歩くと、新淀川区役所が左側に、右側に「十三東」のバス停があり、
「帰国者の友」はそのバス停を淀川土手の方に一筋入ったビル「ロマネハウス」の2階にある。

「ロマネハウス」はこのビルの実権を握る?キョーコさんが名づけたものだが、
出所は「ロマン」とか「ロマンチック」かと思いきや
「ロマネコンティ」・・・つまりフランスかどっかのワインの名前だ。
2階「帰国者の友」事務所は、ふだん学習塾や中国語教室として使われているが、なぜか冷蔵庫にはいつもビールやワインがゴロゴロ入っている。

7月25日(水)、ここでイベントをする。
今年度「解放文学賞」佳作に選ばれた我らが西井澄さんの話を聞くという、ただそれだけの会だ。
でも、主催者の私はとても楽しみだ。
100人集まる会もいいが、
少人数でお茶を飲みながらのおしゃべり会もいいものだ。
茶飲み話につきものの漬け物も用意する。
中国茶も、日本の玄米茶もある。
十三名物の黄身ロールも買おうっかな。
 イベントって、家にお客さんをお招きする感覚に似ているな。
下は、25日のチラシ。

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LIVING HISTORY ~私は満州開拓団の子どもだった~
澄(すみ)姐(ねえ)さんの身の上話
   「あの戦争は何の役にたったのか」
《西井澄さんの略歴》
・1936(昭和11)年3月:高知県中村市川登に生まれる。
・1942(昭和17)年5月:吉林省舒蘭県に高知開拓団として
                家族4人(両親・自分・妹)で入植。
・1945(昭和20)年6月:2番目の妹誕生、父兵役に取られる。
             8月:母・2人の妹と逃避行開始。
・1981(昭和56)年8月:日本に帰国、豊中市在住。

*ご自身の歩みを綴った作文が2012年度解放文学賞佳作受賞!
 今も毎晩天満橋の夜間高校に通う76歳、現役高校生。 
そんな西井澄さんの人生話が聞きたくなりました。
漬け菜噛みかみ、お茶を飲みながら…。
あなたもご一緒しませんか。
  
7月25日(水)午後1時より
ロマネハウス(2階・帰国者の友):大阪市淀川区十三東1丁目8-3
(十三駅・淀川通り・淀川区役所道路向かいバス停の裏側)
電話:090-3659-4565 E-mail:10year-after@live.jp          
コメント
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