自分が小泉内閣の大臣だったとき、そんなことは一切言わなかった竹中平蔵が
「そもそも日本人は社会保障に対して誤解を持っています。
90歳まで生きようと思ったら90歳になるまでの分お金を貯めておかないとだめなんですよ。
年金というのは、90歳まで生きようとしてお金貯めていた人が100歳まで生きちゃったというリスク
のための保険なんですよ。これ常識だと思うんですが、
日本では常識的なこと言うとバッシングされたりするんですよね。」
と、言いたい放題です。
しかし、老齢年金について政府はこのような説明したことがあったでしょうか。
私は寡聞にして知りませんでしたよ。
年金支給開始年齢を上げようとしていたのは知っていますけどね。
90歳までの分、自分でお金を貯めて置けとか言われたら、
皆さんどうします?
竹中平蔵や新自由主義経済でぼろ儲けしている数%の人たちはno problemでしょう。
しかし、非正規雇用の平均所得は年間250~300万円と言われています。
それ未満の人たちもたっくさんいます(私も含め)。
その微々たる収入の中から90歳までの分を貯蓄するとなると、
家計は超引き締めなければなりません。
のんびり買い物なんかしている場合じゃありませんよね。
野山に入り野草を取りて、よろずのことに使ひけりとかしてたんじゃ、
日本の景気は上向きますかっての。
竹中平蔵と言えば、年金未納していたことでも有名ですよね。
このヒトに言われたら異常にムカつくんですけど。
下のニュース、竹中平蔵の言葉と合わせて読むと、
はらわた煮えくり返る思いです。
『揺りかごから墓場まで』とは、我が国が英国から学んだ社会保障の理念だと
私は中学校や高校で習いました。
政府は方針転換したいなら、国民にはっきりそう言って、信を問えばいいんです。
ひっそりコッソリ変えていくそのセコ技、善良な国民は気がつかへんし。
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全盲の92歳夫と無理心中か
87歳妻「じいじ、ごめん」2016/5/10 21:07共同通信47ニュース
10日午後0時10分ごろ、東京都町田市成瀬の都営アパートで、
無職男性(92)がベッドであおむけに倒れ、妻(87)がベランダで首をつっているのを
長男(66)が発見し110番、2人とも死亡が確認された。
町田署によると、夫婦は2人暮らし。
夫は全盲で足が不自由な上、軽度の認知症を患っており、妻が介護していた。
室内には「じいじ、ごめんなさい」と書かれた遺書があり、
町田署は介護に疲れた妻が無理心中を図ったとみている。
遺書には他に
「堪忍。早く楽になろうね」
「じいじ、助けてあげられなくてごめんなさい。ばあばと一緒にあの世に行きましょう」
などと書かれていた。
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