「5時間に1人が餓死する国、日本」
10年前に聞いたら、(ええっ、それ本当!?)と思ったでしょうが、
近年は、なんか肯けます。
生活保護を受けさせないためのバッシングの嵐のなかで、
生活保護を利用する資格のある人のうち現に利用している人の割合(捕捉率)は
「先進国」最低の2割しかないそうですね。
2013年5月に生活保護法が改定されてからの統計が見たいのですがたどり着けず、
2013年5月のグラフを下に貼り付けます。
生活保護法改定によって、生保申請者を窓口で追い返す「水際作戦」は
どう変化したのでしょう。
大企業のぼろ儲け優先政策の下で、
弱者対策の福祉がどうなっているのか詳しく知りたく思います。
明日は我が身です。
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A:Everyone says I love you!さんのブログよりhttp://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/dd8281a18bef5d49b14bfa411467915d
京都府舞鶴市で生活保護を申請しようとした女性(33)に対し、市の担当職員が申請書の交付を拒否し、京都府が「申請の意思が示されたのなら、申請書を渡さないのは問題だ」と口頭注意していたことが2012年6月19日、分かったそうです。
この女性は5~11歳の子どもと4人暮らしで、さらに妊娠中でした(赤ちゃんの父親は行方不明)。そして、無職で、収入は児童扶養手当などの月8万円。相談時には所持金が600円しかなく、当然、光熱費や家賃も滞納し、冷蔵庫も洗濯機もないのだそうです。
そして、6月11日に舞鶴市役所西支所に「生活保護を申請したい」と訴えたのだそうですが、市側は
「胎児の父親の連絡先が必要」
と言って、申請書を渡すのを拒否しました。
京都府福祉・援護課長が
「父親の連絡先は生活保護の要件ではない。生活保護法の趣旨に反する」
とコメントしているとおりで、生活保護申請を拒否する理由には全くなりません。
さらに、翌12日にも同支部のスタッフを伴い支所を訪れたそうですが、舞鶴市の職員から
「やみくもに申請されても却下しかできません」
と申請書の交付を拒まれたのですが、京都府の指導があり最終的に市は申請を受理したのだということです。
ここで、申請を受理したといっても生活保護の決定が出たのでのではありません。まだ審査中です。つまり、申請拒否とは窓口撃退で審査さえしないと言うことなのです。
女性から相談を受けた貧困問題に取り組むNPO法人「POSEE」京都支部が記者会見して明らかにしたところによると、同法人によると、この市の職員は
「不正受給になれば詐欺で捕まります」
とも言い放ったと言うことです。
ところが、舞鶴市は「相談の段階だったと認識しており、適切な対応だ」としています。
B:すくらむさんのブログよりhttp://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11541237843.html
2011年の統計(厚生労働省人口動態調査)で、この日本社会において、
1,746人が餓死しています。
これは、1日に4.78人、5時間ごとに1人が餓死していることになり
下のグラフにあるように、この14年間で餓死者数は1.7倍も増加しています。