今、中国ではどこの大学でも、鮭の稚魚たちが大きくなって戻って来るように
春節後、全国に散って行った4年生たちが大学に帰ってきているでしょう。
ここ、山東省の西の端にある菏澤学院にも、
卒論審査のために帰校した懐かしい顔ぶれが揃っています。
今日は、急に写真撮影でした。
だいたい、江財大にしてもこういうイベントはいつも、本当に急に決まるのです。
今朝は何を思ったか4年の滕さんが早朝7時に電話してきて、
弟を連れて卒論を見てもらいに宿舎に10時に来るとのこと。
弟は高校生ですが、病気療養中なので
お姉ちゃんが連れて回っているんですと。
昔、学校に小さい弟か妹をおんぶして授業に参加していた話がありましたが、
まさにそんな感じです。
連れられてきた弟は、背も高くがっしりしていて、
一見すると滕さんのお兄さんかと思える子でしたが、おとなしくお姉さんに従っていました。
今日は授業こそなかったのですが、
このように訪問客?があったり、
パスポートを持って事務室に行かなければならなかったり、
歌コンクール(今日は予備選)に出る1年の閻さんに浴衣を着せたり、
最後は、4年生たちにありったけの浴衣を着せてあげて、
撮影会の準備をしたり、と大忙しの一日でした。
下は英語学科の学生たちから、
「え~、浴衣!日本語学科はいいなあ~」
と言われて、ちょっと自慢の4年生たち。
下は、卒業生たちが必ず撮影する「蹴り」です。
王康さんは、男性一人なので(あと2人いましたが、2人とも大阪に留学中)
何か月も前から、蹴られる覚悟を固めて今日に臨みました。
この人たち、この後も数時間を撮影に当てていましたよ。
もう、数日でお別れなので、名残は尽きないのでしょうが、
それにしても、どうしてここまで情熱を傾けるのかと思える長い長い撮影会でした。