加計疑獄をめぐり、安倍内閣の支持率がついに26.7%まで下落しました。
(まだ、支持者が26.7%もいるのか!)と驚く人も多いようです。
私も同じです。
日経新聞世論調査(6月2日)
アベ首相の『腹心の友』が経営する加計学園の獣医学部新設を
国家戦略特区として政府が認可した加計学園疑獄。
「私は全く関与していません」と否定し続けるアベ首相ですが、
そうは言っても、前川前事務次官に続き、現地の今治市でも、
「総理のご意向」をにおわす新事実が続出しているというのです。
例えば、右下の書類です(左は菅良二今治市長)。
この文書は、今治市企画財務部が昨年11月10日に作成した
「国家戦略特区の制度を活用した取組の進捗状況について」。
特区制度を図で示した表題には「『総理・内閣主導』の枠組み」と
太字で記されています。
日刊ゲンダイDEJITAL:加計ありきは安倍首相の直接指示か 市長も「総理が主導」2017年5月31日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206389
「何でもかんでもアベ首相のせいにして、サヨクは!」
と言う人がいます。
「サヨク」というレッテル貼りが意味不明なんですけど
(私は、左翼・右翼はもはや歴史的言葉だと考えるので)、
ま、ま、それは置いといて、
いや、何でもアベ首相のせいにしないためにも、
前川事務次官(前)を参考人招致したり、証人喚問して、
真実を追求することが重要なのではありませんか。
前川さんは「証人喚問に応じます」とおっしゃっているのですが、
何と、国民に対して真実を明らかにする責任を負う
政府が、執拗にそれを拒否しています。
「前川さんは、今は民間人だから無理」
は証人喚問しない理由にはなりません。
民間人の籠池理事長(元)をついこの間、国会に招致して、
証人喚問したばかりではありませんか。
滅茶苦茶なこじつけや、はぐらかしをいつまでも続けていると、
いくら温厚な日本国民も、
(これは変だ。政府は嘘をついている)
と判断せざるを得ません。
その結果が、先日の日経新聞での政府支持26.7%までの落ち込みなのです。
この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思へば、
とアベ首相は思っていたかも知れませんが、
驕れる者も久しからず。
ただ、春の夜の夢のごとし、
……の方向へと確実に向かっているようで
少し、希望の光が垣間見えたかに思う今日この頃です。
しかし、油断大敵。
謀略と暴虐、そして、息をするように嘘をつくのが
あの人たちの常とう手段ですから。
取りあえず、アベ首相に必ず実行させなければならないのは
全国の民との下の約束です。
「私や妻が関係していたということになれば、
まさに私は、
それはもう間違いなく、
総理大臣も国会議員もやめるということは
はっきりと申し上げておきたい」
(衆院予算委員会2月17日)