中国の学校は二学期制なので、この6月末から7月初めにかけて
4年生は卒業して寮から去り、
在校生はそれぞれ学年末試験、全国英語試験、国際日本語能力試験と、
試験漬けの日々に突入します(て言うかもうしています)。
昨日、故郷の家かどこかに送る荷物が学生寮から次々と運び出され、
キャンパスの一角は臨時の荷物集配所になっていました。
中国国内に送る荷物はほとんどが袋詰めで、
初めて見たときには(そんなものでいいのか?)と驚きましたが、
ちゃんと届くそうです。
二年生のクラスではひたすら日本語能力試験の勉強です。
学生が模擬試験をしている間、教室をブラブラしていて、ふと気づくと
私がその時その時の思い付きで作った掲示物が壁のあちこちに……。
一年生の時に書いた五十音表や母音の口のあけ方図もまだ健在でした。
メモしないですぐ携帯撮影しようとするのでこれを書いた記憶が。
スピーチ慣れしていない人たちばかりだったので、
こういうことまで書いてみました。
文字の形が気になるタイプの私は文字チェックも厳しくしました。
今では日本の学生たちより美しい文字を書く子が何人もいます。
これを見ると、(ああ、2年間この子たちとやってきたんだ)と
感慨が湧きます。
明後日から学年末試験ですがそれは大したことありません。
気になるのは、一週間後の国際日本語能力試験です。
済南までバスなどで4時間かけて行き、一晩泊って試験を受けます。
エアコンなしの会場で35℃前後の暑さに耐えながらの受験です。
ハラハラしますが、私が代わりに受けるわけにもいきません。
あと一週間、少しでも力を蓄えられるよう援助をするのみです。
キャンパス西路の並木は日を遮ってくれるので、
わたしは夏は特に好んでこの道を歩きます。