加計学園疑獄がたいへんな山場を迎えているのを感じます。
しかし、だからと言って森友学園への不審に満ちた超格安国有地売却問題も
まったく解決していません。
4か月前の2月17日時点では「(森友学園の)教育に対する熱意はすばらしい」と
まだ身内扱いしていたアベ首相ですが、
その後、自分の身を守るために
「(籠池氏は)しつこい」
「アベ首相頑張れなどと(園児に)言ってもらいたくない」などと、
一転して籠池前理事長を切り捨てたのは記憶に新しいことです。
アベ首相とその周辺の人々は、
自分に都合のいいときはちやほやと身内扱いしても、
いざとなればいとも簡単に信頼関係を反故にするのだということを
痛感した出来事でした。
それは、「首相を尊敬し、信頼している」と言い続けていた籠池さんにとって、
これ以上はないというむごい仕打ちだったことと推察します。
「あったことをなかったことにする訳にはいかない」
と前川前文科省事務次官は名言をおっしゃいましたが、
昨日の夜の籠池さんも同じ思いだったのではないでしょうか。
「アベ昭恵首相夫人から百万円寄付を受けた」という主張を
アベ首相夫婦に真っ向から否定された籠池さんの、
何としてでもそれが事実であることを示したいという意地を見ました。
森友学園問題も加計学園疑獄も、うやむやにして終わらせないこと。
それは、現在の日本の膿みを絞り出し、腐った部分を洗い流すために、
どうしても必要であると感じています。
決して忘れず、騙されず、追及の声をあげ続けましょう。
新聞、テレビ、週刊誌、ラジオなど、
メディアも頑張ってください。
朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASK6P6H1YK6PUTIL0DX.html
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、学園の籠池泰典前理事長(64)が21日夜、安倍晋三首相の妻昭恵氏が開いた東京都千代田区の飲食店を訪れた。訪問後、記者団に対し「昭恵氏から寄付を受けた100万円を返却しに来たが、受け取ってもらえなかった」と話した。