煙台出身の趙寧さんからもらった煙台産サクランボを食べて
一日中幸せなはずなのです。
た~くさんあって、たいへんに甘くておいしいのです。
にもかかわらず、なぜこんなにムカムカするのでしょう。
膿んだ日本社会の腐臭が、
ネットの風に乗って中国まで伝わり、
頭が痛くなるほどの怒りを呼び起こすのです。
具体的には、詩織さんのことです。
個人の尊厳を守るために実名と自分の姿をさらすリスクを負ってまで、
レイプ被害を闇から闇へと葬ろうとしている何者かを告発した
詩織さんへの攻撃が、
日本国内で跡を絶たないためです。
「全国の詩織に謝れ!」
「彼女にとっていい宣伝になった」
「彼女、なんか怪しい。分からない」
「髪が抜けたなんて嘘言っちゃいけません。髪の毛あるじゃないですか」
......
一体、どんな人がこういうこと言うのでしょう。
私は2種類に分けられると思います。
一つ目は、自分が体験するまで何一つ感じない
想像力の欠落した超鈍感タイプ。あるいは超自己中。
こういう人は、
自分以外の人のことを親身になって考える力が育っていません。
例えば、長崎原爆投下後、死んだ弟を背中に背負って唇を噛みしめ、
焼き場に立つ少年の写真を見ても、
「なーんにも感じません」とか、
「ピンときませんね」などと普通の顔をして言う人たちです。
いや、実際いるのです。そういう人。日本に。たくさん。
その人らは、
「自分がされたらどうか」
「自分の一番大切な人がされたらどうか」
と、常に自分の身に置き換えて考える練習をするようにしてほしい。
そんな単純なことでも、自分と他人をつなぐ回路ができて、
想像力が育つと思うからです。
詩織さん攻撃のもう一つのタイプは、明らかにアベ応援団で、
ネット業界に意図的な嘘・すり替え・間違った方向への誘導を
もくろむ人たちです。
この人たちは、宗教の信者みたいにアベ政権の言う事為す事を
全てかばうし、庇うだけじゃなくて、
自分も積極的に嘘偽りを垂れ流す悪行を為しています。
詩織さんをレイプした犯罪者、山口敬之(アベ御用記者)が
逮捕を免れ、のうのうとしているのも、
菅義偉官房長官の 秘書官も務めた中村格・ 警視庁刑事部長が
直々に逮捕状の中止を決めたからです。
とぐろ巻く権力の不正義を告発したら、
即、それをかばう取り巻きたちが出現して、
正義を求める個人に攻撃を開始します。
これが日本を腐れ社会にしている張本人たちです。
5月30日の私のブログ記事にもそのグループの一員から
コメントが送られてきました。
どこで調べたのか、詩織さんの姓を2回も書いてありました。
家族を慮って、苗字を伏せていた詩織さんへの卑劣な攻撃です。
気がついた後、すぐに削除しました。
私は、懐かしい日本が膿んだ部分を抱え、苦しんでいるのを
平静に見ていることはできません。
しかし、同時に、
詩織さんや前川さん、他にも多くの勇気ある人々が
筋の通った、人間の社会を求めて、
全力で立ち上がってくれていることに、
どれ程勇気づけられるか分かりません。
詩織さん、前川さんたちを孤立させないためにも、
ムカついてばかりではいられないですね。
「アベ御用記者=山口敬之に強姦された女性、実名・顔出しの記者会見」No.1955