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毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「重度汚染の下、4年生が遊びに来た」No.1508

2015-11-14 23:02:35 | 中国事情

 今日の菏澤の天気

空気の質量:238(重度汚染) 気温9℃~17℃

 

この数値が実際に身体に及ぼす影響はどうなのかと言うと、

重度汚染が続く最近の菏澤では、マスクをしていても毎日喉が痛いです。

日本から持ってきた喉の薬もいつまで持つか……。

また、風邪を引いたような感じで全身がだるく、ふだん昼寝などしない私でも、

ここ数日、午前の授業が終わって帰宅するやベッドに倒れ込み、

どよーんとしています。


今日も朝から外は靄がかかっていましたが、

昼前、元気に4年生4人が我が宿舎にやって来ました。

私は水曜の夜から鶏腿をじっくり煮てスープを作り、

その3分の2はカレーに入れて、残りはチキンスープにしました。

山東省に来て、初めてのカレー作りです。

南昌の江西財経大学の学生たちには大変好評だったカレーですが、

この菏澤では誰一人食べたこともなく、

学生たちは最初ビクビクした様子さえ見せていました。

が!

いざ食べてみると、「おいし~~!」の連発で、私はホクホクしましたよ。

みんなかなりお代わりしていたので、

今頃寮でお腹が痛くなっていないでしょうかね。

私は、いつも思うんですが、

中国の大学の傍でカレーショップを開けば、絶対もうかりますよ。

トンカツも、大阪から持ってきたおたふく焼きそばソースも大好評でした。

4人の4年生は日本語学科学生なので、

「カレーライス」「トンカツ」の名前は以前から知っていたものの、

食べたのは生まれて初めてとのこと。

「和食」というのはビミョウですが、「日本の家庭料理」の定番のこの二つ、

喜んでもらえて、(作って本当によかった~)と思いました。

自分自身、まともに調理と取り組んだのも、ここにきて初めてでした。

(そのせいかシンクの排水管が抜けましたよ(-_-;))

 

 

 

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「大気汚染の空の下に生きる」No.1507

2015-11-12 18:10:02 | 中国事情

今日の菏澤の天気

空気質量296(厳重汚染) 気温5~14℃

宿舎の隣りの木の下に落ち葉を入れた袋があり、犬2匹が体を寄せ合って休んでいました。

近づいてみると、手前の大きい犬は細かく震えていました。

 

私が傍を通り過ぎると、ちょっと頭を上げましたが…。

また、力なく(眠いだけかも知れません)落ち葉布団に身を埋めました。

 

こちらは昨日の昼食後、4年生の滕さん、楊さんと食堂から戻って来る途中、

滕さんが鳥を発見して近づいているところです。

 

「それは中国では『バカな和尚』と呼ばれる鳥です。」

と楊さん。

警戒心が無く、近づいても呑気な風情です。

なので動じないお坊さんに例えられるのでしょうか。

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「欧州:日本の国土の放射能監視地域調査」No.1506

2015-11-11 20:41:14 | 脱原発

昨年3月のカレイドスコープさんのブログ記事を見過ごしていて、

昨日発見したものが下の図です。

情報というのは発信者が信頼できる筋かどうかが重要ですよね。

IAEAは世界原発推進グループの一員ですので、全く信用ならんのですが、

この情報を伝えた『カレイドスコープさんのブログ』の情報源はEU欧州連合で、

このEUの報告書の元になったレポートは、これです。

http://www.atmos-chem-phys.net/13/1425/2013/acp-13-1425-2013.pdf

根拠が非常にはっきりしています。

こういう情報を、日本政府から国民に伝えられることは永久にないのでしょうか。

ウソつきは政府の特許のような有様の日本国の今を、

庶民が政府に付き従い、

政府の宣伝を鵜呑みにして生きていくことのあまりの危険性を、

憂います。

 

―――ここからカレイド・スコープさんの記事です(あまりに長いので最初と最後の部分だけ)。


欧州連合が予算を提供した公式の研究チームが、日本政府の発表より、はるかに日本の国土が汚染されていることを、精緻な科学的アプローチによって確定しました。

チームは、当初「15%」と見積もっていましたが、日本に配慮したのか「日本の国土のうち9%以上」と、もっとも控えめな数字を出してきました。
この広大な面積が、チェルノブイリ避難基準で言うところの「徹底的な放射能監視が必要な地域」以上のレベルになっていることが分かったのです。

東電と政府の発表は、やはり嘘である

欧州連合の控え目な研究報告:
「約34000平方キロメートル以上の地域が、1平方メートル当たり40キロベクレル以上、汚染している」

(長過ぎるので途中省略:ブルーはーと)

                      40歳、心筋梗塞で急死

20140304-3.jpg

こうしたニュースが出てくる頻度が確かに高くなりました。
ニュースサイトや掲示板に出てくるだけでもいいでしょう。
周辺でも、実際に突然死する人が増えています。
それに、スポーツ選手や芸能人が次々と骨折しているなど、
やはり尋常ではないことが起きているのです。

これでも、東京オリンピックに浮かれている人たちは脳内被曝を疑う。

私たちは何をすべきか考えてみましょう。
大切なのは、自分なりの答えを見つけることです。

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2659.html

―――――――――――――転載ここまで
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「原宿の高校生デモに思う」No.1505

2015-11-10 22:11:24 | 中国事情

先週、晩ご飯を何人かの学生たちと食べに行ったのですが、

食堂への道すがら、何の話からか一人の学生が、

「中国の若者は政治のことは、あんまり…」

と口を濁すので、

「そうですよねえ、あまり喋ったら逮捕されるかも知れませんよね。」

と冗談めかして言ったところ、真面目な顔で

「そうなんです。ネット警察という組織もあるそうです。」

と言うのです。

日本の言論の自由が危機的な今、

それが失われるということの意味を知っているのは

日本人ではなく、ここ中国の人々かも知れません。

少なくとも、安倍政権や橋下維新を支持する人たちには、

大きなものを失いつつあるという緊張感は皆無でしょう。

 

一昨日8日、東京の原宿で高校生たちがデモをしたそうですが、

そんなことはこの国では端っから許されません。

日本がかろうじて持っている大切な宝物、日本国憲法は、

あの戦争の後、自分たちで辛苦し、醸成して作ったのではなく、

ラッキーな偶然と言っていい過程を経て得たものです。

憲法に謳われている国民の諸権利を、

国民の多くが意味も価値も分からず曖昧なまま享受している間に、

密かに今の政権が権力を握る下地が醸成されていたのですね。


戦後の民主主義のシステムをもっと徹底的に作らなければならなかったとき、

「戦後民主主義の解体」・「戦後民主主義の欺瞞」

を主張した1960年代末から70年代初頭の若者たちのことを思います。

社会矛盾に身を置く自分の身を削る思想のはずの「自己否定」は、

本当に甘くて弱い自己と社会を否定できたのでしょうか。

曖昧な平和に苛つきながら、実は安住し、

何を否定し、何を新たに創造するか突き止める根性もなく、

筋道を真っ直ぐ、太く作ることができなかった

戦後70年間の日本の私たちだったように思います。

 

昨日の東京新聞に都内女子高校生(18歳)の言葉がありました。

「これまで私たちはあまりに政治に無関心だった。

それは日本が漠然と平和だったから。

でも今、平和の姿が変わろうとしている。

だからこそ、私たち一人一人がどうしたら日本の平和を築くことができるのか、

しっかり考えていくべきだと思う」


この危機を契機に「曖昧な日本の私」(たち)が、

もし変わらず思考停止と無関心を継続すれば、

日本社会に明日はない、と言うか、

かなり暗い明日しかないと思うブルーはーとです。

 

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「福島の子どもへの中国の大学生の手紙」No.1504

2015-11-09 23:15:18 | 中国事情

4年前、確か朝日新聞に載った菅総理大臣への福島の子どもの手紙です。

『いつになったら放射能はなくなりますか。

僕は大人になれますか。』

と書いた龍起君は、今、もう中学生になっているでしょう。

この手紙を2年生の「日本国家概況」、3年の「日本語作文」で紹介しました。

 

3年生のクラスでは、

「この手紙を書いた佐藤龍起君に手紙を書いてください」宿題を出しました。

授業で他に紹介したのは、

現在の福島の写真(ポーランドのジャーナリストが撮影したもの)です。

人類が経験したことのない最悪の原発事故であると伝えると、

学生たちの中から、

「知らなかった……。」

という呟きが漏れました。

佐藤龍起君には届かないでしょうが、

多くの学生たちの手紙文には、

龍起君を力づけたい気持ちが溢れていました。

今日はその中の一つの手紙を紹介します。

――――――――――――――――――――――

佐藤龍起さん

拝啓  福島の事故からもう、4年経ちました。

佐藤さんはお元気ですか。私はとても元気にしています。

4年前の時、佐藤さんは日本のサッカー代表になりたかったですね。

しかし、福島の事故の後では、あまりよくサッカーの練習ができないので、

どんなに残念だったでしょう。

中国では、放射能の大事故は起きていませんが、毎年のスモッグが酷くて困っています。

スモッグの天気に出会うたびに、私たちの日常生活は多大な影響を受けます。

自然界は人間が自然を破壊して、急に発展したことが嫌です。

これは矛盾です。

どういう自然が回復できるのか、人間はどうすれば自然とともに順調に発展できるのか、

大切に、じっくり検討する必要があるでしょう。

人間は弱い、脆弱な生き物だと思います。

自然を尊敬し、自然界に畏敬の念を持って、謙遜した生活をした方がいいと思われます。

佐藤さん、ただ私たちは一緒に今の環境を変えて、

理想は必ず実現することを信じ、

一緒にに頑張りましょう。

                           敬具   

                                範郁敏

―――――――――――――――――――――――――

範さんは、一番後ろの席で、とてもひっそりと過ごしています。

ときたま、下を向いて携帯をいじっていたり、小さい鏡で髪の毛を直していたりして、

「今、そういうことするときですか。」

と、私に注意され、顔を赤らめる子です。

そして、お祖母ちゃんに小学校に上がるまで育てられ、

毎日のキャンパスの掃除を、身体が最も元気な時期を過ぎた年配の人たちにまかせ、

ピンピンしている学生たちは、ゴミをゴミ箱の中でなく、周辺に散乱させていることに

憤りを覚える子です。

 

 

 

 

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「一人の4年生」No.1503

2015-11-08 15:13:24 | 中国事情

今日の菏澤市の天気

大気の汚れ具合 87(良) 気温4℃~10℃(曇り)

 

先週水曜日、お昼休みのキャンパスを飛び回る数羽の鳥がいました。

けっこうピーピーと声高に鳴いていましたが、何という鳥なんでしょうね。

雀より大きく(カケスくらい)、尾が長いのが特徴です。

 

4年生の大学院進学組は今、必死です。

江西財経大学の経験と照らし合わせると、

どうものんびりしているように見えるんですが、

当人たちは、かなり緊迫感が増してきたと語っています。


メールで作文添削を依頼してくる子もいます。

12月の大学院入試一次試験科目には作文もあるからです。

その4年生の中に、王康さんがいます。

たいへんな早口で、時々何を言っているのか理解できません。

彼が言うには、中国語も同様で、

友人は三回聞き直してようやくわかってくれるとのこと。

それで通訳になりたいというのですから、前途多難です。

ま、とにかく一次試験(筆記試験)に合格することが先決です。

その彼がQQメールに書いてくるニックネームが、

「返される気持ち」という変な名前(^_^;)。

昨日、メールで王さんに意味を聞いてみると、今日、その返事がきました。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

先生

実は、3年前、意地でも日本に留学して洋行帰りになりたかったです。
そういう気持ちをQQの名前にして自分を励ましたかったです。
あのとき、日本語がぜんぜんできませんので、百度で調べた結果でした。
そういうことでございます。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 註)「百度」とは中国のポータルサイト。QQとは中国独自のSNS。
 
単に「外国帰り」のつもりが、間違って「洋行帰り」と書いたのか、
 
それとも、昔、西洋に憧れていた日本人が、
 
「おお、洋行帰りかい。大したもんだ」

という意味で使っていたのと同じ気持ちなのでしょうか。
 
「中国はGDP世界第二位でしょう。押しも押されもしない地位じゃないですか」
 
と私が言っても、ここの4年生たちは首を縦に振りません。
 
菏澤は『山東省のチベット』ですので、

富が集中している都市部の人々とは全く意識が異なります。

 
王さんの故郷の近く(同じ山東省)には石油が地上に溢れ出るところがあり、
 
以前は現場責任者が帰った後、夜中に、
 
地域の人たちがワラワラと石油を盗りに行ったそうです。
 
しかし、近年、規則が厳しくなり、

王さんの近所の働き盛りの男性が逮捕されて牢獄に入れられ、

出てくるのは何十年も先だとのこと。
 
「一家の働き手がいなくなり、その家族は困窮を極めています。」と
 
王さんは、同情を込めて語っていました。
 
日本社会で一般に考えられる「留学」とは、

やはり、かなり意味が違うのだろうか、と
 
そんな話を想起しながら、「洋行帰り」であれこれ想像しています。
 
王康さんは、
 
「昔に比べて私たちは恵まれています。大学にも進学できます。
 
自分で自分の人生を切り開くことができる時代です。」
 
と言うのです。
 
彼が一年の時以来、ずっと朝7時から教室で自習していた事実とも重なり、

胸を打つ言葉です。

 

⇓鳥を撮ったついでに、見ず知らずの仲良し二人組もカメラに収めました。
「この大学のいい所は何ですか」と模擬面接で質問したら、
「カップルが多いことです」
と答えた人がいましたが……。(-_-;)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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「コスタリカ『世界一幸せな国』」No.1502

2015-11-07 22:03:33 | 脱原発

「世界で一番なんとか」は好きな言葉ではありません。

ここ中国では

「中国で一番美しい農村」

「中国で一番有意義なパンダの母」

「中国で一番○○な■■」

が、どこに行っても耳に入りますが、その判断基準はいかにも政治的だったり、

功利的だったりして、たいていアホらしいのです。

(例えば「中国で一番美しい農村」は江西省のブ源県で江沢民の故郷だったりします)。

 

今日、フェイスブックで目に留まった「世界で一番幸せな国」は、

イギリスのどこかのサイトが決めたもので、それ自体はいい加減なものなのでしょうが、

一番に選ばれたコスタリカという国について、自分があまりにも知らないものですから、

(どれどれ、この機会に読んでみましょう)と記事を読んでみたのです。

伊藤千尋さんという方が、

この一月からWEBRONZAで連載されていたそのサイトをたずねたところ、

連載は全て途中から有料のため、私はがんばって無料部分のみを読みました。(^_^;)

 

コスタリカは日本に次いで1949年平和憲法を制定した国ですが、

日本と違って、本当に軍隊を廃止したそうです。

もし、攻め込まれたら義勇軍を募ると決めているそうです。

でも、憲法制定後66年間、その必要は一切ありませんでした。

そして、治安が悪くなるのを覚悟の上で、現在多くの難民を引き受けているそうです。

なんか、お手本にしたいような国ですね。

コスタリカ国会は、2015年度ノーベル平和賞をコスタリカと日本の両国民に、

共同して授与するようにとの議決を満場一致で採択し、

ノーベル賞委員会に提出したとのこと。

webronzaで苦労してここまで読んだところ、

伊藤千尋さんのレポートの第8、第9回目の全文がフェイスブックに載っていました。

 感謝しつつ転載させていただきます。
 
思うんですが、日本とコスタリカの差は、豊かな教育がコスタリカにはあり、

日本にはないという差ですね。

――――――転載ここからhttps://www.facebook.com/
 
伊藤 千尋さんの写真
石動 芳治さんが伊藤 千尋さんの写真をシェア 伊藤 千尋  FB憲法九条の会

8.「世界一幸せな国」

 昨年、英国のサイトが世界151の国の幸福度を発表しました。

「世界で一番、幸福な国」にあげられたのがコスタリカです。

この1月に僕がコスタリカを訪れたさいエコツアーをしましたが、

ガイドは日本人の青年でした。

コスタリカ女性と結婚してコスタリカに住んでいます。

彼は自分から「この国に住んで幸せだ」と言い出しました。

「家族の間で人権について話し合うほどの人権先進国だし、

病気になっても心配ないし、障害者があちこちで働く温かい社会だし。

子どもの体調がよくないと職場で言えばすぐに早引けさせてくれる」

と理由を挙げました。


そう語ったあと彼は突然、ツアーのバスの運転手に「あなたは幸せですか」とたずねました。

運転手はすぐに「もちろんだよ。なぜって軍隊がないし、私たちは平和を愛しているからね」と言いました。

これがきっかけで、旅のあいだ、いろんな人にこの質問をぶつけました。

だれもが「ええ、幸せです」と即座に答えたのには正直、僕も驚きました。

 

最高裁判所の広報官は「もちろん幸せです。人生の目的を達成しているから。もちろん社会にはなお問題があり収入も高くはないけれど、この国の人生はシンプルでいろんなサービスも受けられるし好きなことをやれる」と話します。

公教育省の女性職員グロリアさんは「ええ、私は幸せ。この国は貧しい中南米にあるのに早くから電気もついたし社会保障が完備している。高い社会保障費を払っているけれど、その制度を担うのがコスタリカ人のアイデンティティだと思う。優れた制度をみんなで保っているという一体感がある。毎日、安定した生活ができることを幸せと呼ぶなら、私はとても幸せです」と断言しました。


単に幸せな社会にいるというだけでなく、幸せな社会を自分たちで創り上げて保っているという意識があります。

現在のコスタリカ政府に批判的な人にも聞きました。

大学教授のチャコン氏は「私は幸せです。人の温かさに触れたとき、そう感じる」と語りつつ、「ここ30年ほど、米国流の新自由主義の経済が広まって少数の人だけ利益を受けるようになった。機会の平等が損なわれたら、国民は幸せじゃないと感じるようになるだろう」と指摘しました。


彼が言うように、今のコスタリカが何もかもそろった天国ではありません。コーヒーやバナナなどの農業とエコツアーなどの観光が主体の経済では、大きな収入は得られません。アメリカが近いためグローバル経済に巻き込まれ、これまで築き上げた北欧型の福祉社会が壊れる恐れもあります。

経済難民を大量に引き受けた結果、その中には仕事にありつけない人や犯罪者もいて、治安が悪くなっています。僕がコスタリカに初めて入った1984年には、警官はこん棒しか持っていませんでした。

当時、周囲の他の国では拳銃どころか自動小銃を持っていました。

そのくらいコスタリカは治安が良かったのです。

しかし、今や警官が銃を持つようになりました。

コスタリカを初めて訪れた日本人の中に、それを見て「コスタリカは治安が悪い」と決めつける人がいます。

周囲の他の国に行ってみてください。

コスタリカの治安が格段に良いことを知るでしょう。

犯罪が増えるのを承知で大量の難民を引き受けているこの国の政策を知れば、頭が下がるでしょう。

 

コスタリカで麻薬犯罪があると悪口を言う人がいます。

中南米の麻薬は主にコカインで南米コロンビアからアメリカに運ばれています。

コスタリカは途中の運搬ルートに当たるのでマフィアも暗躍します。

それをもって麻薬天国というのは、一部の日本人が覚せい剤をしているのを指して日本人みんなが覚せい剤に汚染されているというようなものです。


コスタリカの沖合を南米からの密輸船が通ります。

これを取り締まるアメリカの沿岸警備隊がコスタリカの港に入ります。

水や食料の補給のためです。

そのためにコスタリカとアメリカが協定を結びました。

これをもってコスタリカはアメリカの軍隊に基地を貸しているというウソを流す人がいます。

米軍基地なんてコスタリカにありませんよ。

 

素晴らしい国があるというと、すぐに否定したがるのが日本人の悪い癖です。

自分のところが一番だと信じたいのでしょう。

日本が一番で途上国はすべてダメな国だと否定する向きもあります。

そのような思考に発展性はありません。

経済大国と言いますが、私たちは幸せだと胸を張って言えるでしょうか。

差別があり、いじめがあり、貧困層が増え、生きるのに辛いのが今の日本ではありませんか。

もっと良い国があれば模範にして、日本をさらに良い国にすればいいではありませんか。


日本人には独創性の才能はあまりないけれど、他の良いものを真似てもっと良いものにする能力があります。

スイスの時計を改良して世界一の時計を、ドイツのカメラを真似てさらに優れたカメラを、アメリカの車からそれ以上の自動車を世界に出しました。

だったら憲法でコスタリカの良い点を取り入れて、日本を世界一の憲法国家にしようではありませんか。

私たちには、できるはずです。

日本を「世界一、幸せな国」にすることだって、できるはずです。

それを保障しているのが日本国憲法です。

 

9.平和国家はいかにして創られたか

なぜコスタリカのような特異な平和国家ができたのでしょうか。

それも貧困と抑圧と戦乱で明け暮れた中南米の地に。

理由の一つは、この国に資源がなかったことです。

それゆえに人間が資源となりました。

コロンブスに続いてやって来たスペイン人たちはこの地域を「Costa(海岸)Rica(豊かな)」と名づけましたが、火山と密林の土地でした。

人々はまずジャングルを切り拓くことから始めました。つまり開拓者です。

協力しなければ生きていけません。協同組合が発達しました。

日本で言えば明治時代の北海道の開拓のようなものです。

そういえばコスタリカの人口と面積は北海道とほぼ同じです。

ここから助け合う精神、平等を尊び、常に社会を考える国民性が根付きました。


他の中米の国ではスペイン人が大地主となって先住民を働かせましたが、コスタリカではもともと先住民が少なく、スペイン人自身が働かなくてはならなかったのです。

自分だけ儲けようと一攫千金を狙った人は他の国に去り、コツコツと働く人たちが残りました。

日本が江戸時代末期だったとき、コスタリカは中米連邦という国の一つの州でした。

当時の政治家は議会で「コスタリカ州が平和による幸福と結束による強さをそなえ、子どもたちにとって日々刈り取る稲穂が多くなり、流す涙が少なくなるよう望む」と話したと伝えられます。

豊かさの基準が子どもで、泣かなくてすむ国こそ理想だと考えたのです。


その後は独裁者が登場しますが、独裁者なのに清廉潔白で、フランス文化を取り入れ、コーヒーの生産で国を豊かにしようと考えました。

そこにたまたま英国の貿易船がやってきて、コーヒーの輸出が始まります。

ちょうどクリスマスでした。誠実な人々への天のプレゼントのようですね。
 
1848年に正式に共和国として独立宣言をしますが、初代大統領が最初にした仕事は女子高校の創設でした。

「無関心、無教育、無知こそ悪の根源だ」と教育に力を入れ、出版の自由を進めました。

日本より早く1871年の憲法で義務教育を定め、1877年には死刑を廃止しました。

社会保障が充実し医療費も教育費も無料で人権に気づかう社会は、早くもここから出発しています。


この間、1856年にアメリカ人の武装集団がコスタリカを侵略しました。

国民は結束して戦い、撃退しました。

今でも侵略されると大統領の呼びかけで国民が義勇兵となり、侵略者と戦うことにしています。

このとき勝って人気を得た大統領が増長して懐を肥やすと、国民は反発して彼を追放しました。


1882(明治15)年からは独裁はなく、自由主義が続きます。

20世紀になって大統領選挙の不正をめぐって2カ月の内戦が起きましたが、終わると「軍隊があるから暴力をふるったのだ」と反省して軍隊をなくし、軍事費をそっくり教育費にしました。

選挙の不正をなくすために選挙最高裁判所という「第4権力」を考えだしました。

こうした歴史を見ると、国民が堅実なことと、政治家が優れていることが目につきます。

日本の政治家とはだいぶ違いますね。

しかし、日本人の資質が政治に不向きなのではありません。

日本の政治家にも優れた人がいたことを知ってほしい。

明治5年に起きたマリア・ルス号事件をご存知でしょうか。

台風で横浜港に避難していた南米ペルーの軍艦から、2人の中国人が海に飛び込んで助けを求めました。

この軍艦は中国人200人余りを奴隷にしようと強制的に連れて行くところでした。

当時の日本は国際的にデビューして間もない「弱小国」でした。

ペルーの方が大国だったので、彼らをペルーに引き渡そうと考えた人もいました。


しかし、外務卿(外務大臣)の副島種臣は国際法にのっとって人権と国家主権をたてに、船から中国人全員を救助しました。

現場で指揮を執った神奈川県権令(副知事)は、解放など人権活動で名高い大江卓です。

彼が裁判長となって裁判し、奴隷扱いは人道に反するとして全員を解放しました。

この事件で日本は世界に認められたのです。

ペルーも日本を見直し、中南米の国で初めて日本と国交を結びました。

国際的に通用する社会正義を主張すれば、弱小国も勝つのです。

主権を掲げ正義を主張することこそ、今も昔も外交の要諦です。


今、主権を放棄して超大国にすり寄る、姑息でふがいない政府があります。

それは国をおとしめ、国民をはずかしめる行為です。

コスタリカの政治家にも、もちろんひどい人はいます。

汚職が続いて伝統的な2大政党が支持されなくなり、市民行動党という中道左派の新党が政権をとりました。
国連平和大学を創立したカラソ元大統領をおぼえていらっしゃるでしょうか。

この連載の6回目で書いた、大統領の任期が終わると一人の市民としてこの国を環境国家にしようと奮闘した人です。

雨の中、僕の荷物を持ってくれた白髪のおじいさんです。

彼は言いました。「自然を破壊するのは無知と欲だ」と。

 

社会を破壊するのも無知と欲です。

欲をなくすことは難しいでしょうが、無知をなくすことはできます。

コスタリカの平和は、しっかりした教育の上に成り立っています。

「自分の頭で考え、自分で行動する人間を育てる」のが、この国の教育の目標でした。

思えば、コスタリカはそれを建国の最初からやってきたのです。

これこそ、今日この平和国家を創造した最大の要素だと、僕は思います。

そう、平和の根幹は教育です。知は力です。

政府が国民に無知を強いるなら、国民自身が知る努力をすればいい。

そして、知ったことを行動に移してこそ、社会を変えることができるでしょう。

写真は「もちろん幸せです」と語る、最高裁の広報官です。

―――――――転載ここまで。 
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「夕方の気温3℃(+_+)でも、日本語コーナーは続く」No.1501

2015-11-06 21:10:07 | 中国事情

うっ、さぶ!

昨日の異常な靄発生に続き、今日は強風と小雨。

今日の菏澤の天気予報は3℃~7℃でしたが、気温はちっとも上がらず、

雨のせいか、P.M.2.5は27と、優良でした。

強風で傘の骨がひっくり返って壊れました。

写真で寒い雰囲気分かってもらえますかね。

朝7時45分の宿舎横の道路です。

強風で落下した落ち葉がそぼ降る雨で地面に張り付いている様は、

清少納言が見たら「わろし」、「をかし」のどっちと言うかなとか、

そんなことがふと頭を過ぎるのは、日本文学史の授業が昨日あったからです。

もう、「平家物語」へと時代は進んでいるんですけどね。

空に舞うのは木の葉。蝙蝠のようです。

 

何しろ急に日中5、6℃の気温ですので、学生たちも寒そうです。

昼、足早に古い第一食堂を目指す学生たちの後ろを私も追います。

何かをつい立にしないと寒くて~(笑)。

 

そんな寒い一日の終わりに、日本語コーナーがありました。

誰も来ないかと思いましたが、偉いです。20人くらい来ましたよ。

今日のトピックは「一人っ子政策廃止をどう思うか」。

中国国内でも意見が二分しているそうなので、

今日はディベート風にやってみました。


下は、一人っ子政策廃止反対グループ。

・きょうだいがいたら競争が激しく、親の育児負担も2倍になる。

・金銭面の負担(出産も社会主義国家とは言え無料じゃない)も2倍に。

・二人も子供を産む女性は、会社に嫌われて首になるかも知れず、

女性差別の原因になるかも。

・年老いた両親の世話に加え、幼い2人の子育てとなると、親は板挟みになる。

・最近は中国も福祉が充実してきたので、歳を取ったら老人ホームに入れば、

一人っ子も、そんなに親の面倒を見なくてもいい。

・一人っ子として育った女性が母となった場合、2人目をどう育てていいかわからない。

・一人っ子だと、60元の補助金が毎年貰える。

・一人っ子に100万元の教育投資ができるとして、二人だと半分しか投資できず、

子どもの素養が低下する。

・今でさえ就職難なのに、これ以上人数が増えたらさらに就職できなくなる。

など、あれこれいろいろ考えていました。

(本当は子ども二人政策に賛成の子がほとんどでしたが、ディベートということで)。

 

かたや、二人出産賛成派の意見は、

・労働力が確保できる。

・親世代が年老いた時、きょうだいで世話をシェアできる。

・一人っ子は寂しい。

・二人の子どもは一般に年齢差があるので、上の子が下の子の面倒を見るから、

親はそんなに負担を感じないだろう。

・高齢化社会の問題が緩和される。

など、正論ですが、静かでやや腰が引けた雰囲気が否めず、

やはり議論で優勢になるには、勢いが大切だと感じました。

手前左の二人は一年生で、チンプンカンプンだったことでしょう。

 

今日は武士言葉をこよなく愛している3年の滕康さんが司会でしたが、

慣れていないので、ちょっともじもじしていました。

みんな、慣れていない人たちばかりです。

ディベート(風)ももちろん初めて。

それにしてはみんなよく頑張りましたよ。

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「キャンパスに靄立ちこめる菏澤校」No.1500

2015-11-05 20:30:39 | 中国事情

朝7時45分、宿舎のドアを開けると、一面の靄が辺りを包んでいました。

5m先がもう白っぽくぼんやりしています。

それでも果敢にバイクで出勤する人々。

中国のバイクは電動なので音がなく、こういう日は非常に危険です。

10mほど先にスクールバスが止まっているのが微かに見えます。

人影はいつものように落ち葉を掃く職員さんです。

 

フェンスの向こうは運動場ですが、もう別世界のよう。

 

学生たちは慣れていて、いつものように教室に急いでいます。

迷彩色の上着を着ているのは一年生。

入学時、軍事訓練用に買わされたので、着ないともったいないのでしょう。

2年生以上の学生は絶対に着ません。

 

午後はウソのようにスッキリ。でも今日のP.M.2.5は重度汚染です。

私も喉の調子が悪く、午前の授業が終わるとすぐに帰宅して寝ました。

午後4時過ぎ、再び教室に向かうときのスナップです。

 

いつも見慣れている木なのですが、

幹の途中から枝がこんなふうに分かれているのに今日初めて気付きました。

 

数人なら、登ってここで小さいパーティーもできそうな……。

 

4年生の面接用自己アピール練習からの帰り、教室の外はもう暗いです。

午後6時のキャンパスは小雨が降り出し、また向こうが霞み始めました。

〈今日の菏澤の天気〉

P.M.2.5 重度汚染(217) 気温8℃―18℃(曇り時々小雨)

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「動かない核燃運搬船、船員給料毎月123万円?!」No.1499

2015-11-03 15:34:54 | 脱原発

そのお金、税金で払っているんですって(号泣)。

な~んもしないで、ただ室蘭港に停泊してブラブラしているだけの

核燃料運搬船船員13人(以上)1人当たりに、毎月支払われている賃金が、

私の1年間の収入より多い!

日本という国は、もうどこを見てもメチャクチャですね。

国民のいのちや生活を保証するために、

政治家たちに運営を委託した国の舵取りですが、

その政治機能は既に完全に失われているとしか言いようがありません。

あの「夢の原子炉―核燃サイクル」とか銘打って

莫大なお金をかけて作った高速増殖炉「もんじゅ」、

(1990年代に、まだ小さい娘や息子を連れて私も見学に行きましたが)、

まもなく故障してしまい、1995年からずっと動いていません。

その「もんじゅ」に青森県六ケ所村からMOX燃料を運搬するために建造されたのが

今、北海道の室蘭港で毎日ボーッとしている「開栄丸」という船なんだそうです。

こっちが知らないでいると一体何をしているものやら、

本当に政府って野郎はとんでもないですよ。

これを報道したTBSニュースは、ジャーナリスト大賞をプレゼントしたいです。

国民に真実を知らせるのが報道の役目だというこの姿勢、

まだ日本には正義が生きていることを示していて、胸が熱くなります。

ワヤクチャな日本の政府をチェンジして、もう一度やり直せば、

きっと庶民にも未来は開けますよね。

その時まで、日本の庶民は道徳心と正義の心を堅持して頑張りましょうね。

 

―――News i‐TBSの動画ニュースサイト

核燃料運搬船に年12億円、5年間使用されず

特殊な核燃料を運ぶために造られた船が、この5年間、全く使われていないにもかかわらず、その維持費などとして年間12億円が使われていることがわかりました。

背景には、見通しの立たない核燃料サイクルの問題があります。

港につながれたまま税金を消費し続ける輸送船から見えてきた矛盾を追いました。

その船は、北海道室蘭市の港に係留されているといいます。

核燃料運搬船「開栄丸」

文部科学省が所管する日本原子力研究開発機構48億円かけて建造し、維持費も含め税金で賄われています。

建造されたのは2006年

「NEWS23」が入手した資料によれば、翌年から毎年12億円前後が支払われています。

しかし、船が使われたのはたったの4回

この5年間は全く使われていません。

背景には、開栄丸が核燃料サイクルを前提に建造された船だという問題があります。

核燃料サイクルとは何でしょうか。

「ウラン資源そのものを60倍ぐらい有効活用できるとしていて、夢の原子炉と言っていた」(原子力資料情報室 伴英幸共同代表)

原発で一度使われた使用済み核燃料からプルトニウムとウランを取り出し、再び混ぜ合わせてMOX燃料に加工します。

この燃料を高速増殖炉もんじゅなどで使っていこうというのが核燃料サイクルです。

「これが完全にうまくいっていない。『もんじゅ』は、95年に事故が起きて以来、止まっていて、どうなっていくかわからない。高速増殖炉の実用化が全く見通せない状態」(原子力資料情報室 伴英幸共同代表)


そもそも開栄丸は、青森県六ヶ所村の工場からもんじゅまでMOX燃料を運ぶことを想定して建造されました。

核燃料サイクルの見通しが立たない中で、運ぶものがないまま港につながれてきました。

「ずっとあるので、何なのかなぁと・・・」
「出入りしている船員は見たことがある。夜もずっと船にいる」(開栄丸の近くの住人)

この船のために年間12億円の税金はどう使われているのでしょうか。

原子力機構は、開栄丸の管理を「原燃輸送」という民間会社に委託しています。

文科省の資料によれば、開栄丸には常時13人以上が泊まり込んでいます。

船員の月給は、1人平均123万円が維持費の見積もり段階で計上されたといいます。

港につながれたままの船で船員は何をしているのでしょうか。

「(船員は)タクシーで買い出しに行きます。何日ぐらい停泊してるのかと聞いても、そういうことはほとんど言わない」(タクシー運転手)

直接、話を聞こうと試みましたが、取材は許されませんでした。

取材に対し、原燃輸送は「船員の勤務実態については明らかにできない」といいます。

原子力機構も、年間9億円近くかかるという維持費の内訳について「契約上の秘密に当たる」として費目ごとの金額を示さず、船員に対して最終的に給与がいくら支払われたかは把握していないと回答

使われていない船に税金が投入し続けられる現状は見直すべき時が来ています。

(29日23:25)

―――http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2624227.html


今日の菏澤市の天気

p.m.2.5 109(軽度汚染) 気温9-20°晴れ時々曇り

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「日曜日の宿舎」No.1498

2015-11-02 21:51:52 | 中国事情

今日の菏澤市のお天気

p.m.2.5 夕方87(良) 気温7℃―20度(晴れ)


毎朝、結露するようになった宿舎の窓。

(写真は昨日のものです)。

おかげで窓拭きがはかどります。

はじめはどれもこれもあっという間にティッシュが真っ黒になる汚さでしたが、

今では多くの窓がずいぶんきれいになりましたよ。

 

昨日は日曜日で、朝から外ではお祖父さん・お祖母さんと孫たちが連れ立って

のんびり漫遊していました。

人々は外の鉄柱にロープを結び、布団干しにも余念がありません。

夕方まで干していますが、ここは空気が乾燥しているのでそれでも大丈夫なんでしょう。

北側、台所の窓から撮影。

 

こちらは南側の窓から撮ったもの。

午前9時半、若いお姉さん・お母さんらしき人たちが、

地域の清掃に出発するところです。

男性が一人いたような気がしますが、間違いかも知れません。

たすき掛けが、なんか義務的ボランティアグループみたいな雰囲気を感じさせます。

ちょっと語義矛盾ですけど(笑)。

 

風邪を引いた私は終日部屋に引きこもり、3年の作文添削やらをしていましたが、

食べるものがなくなり、細い乾麺を茹でてマヨネーズ&醤油の味付けで食べました。

マヨネーズって、中国で食べると本当に美味しいです。

日本に戻ると食べたくなくなるのが不思議です。

大学のスーパーにもマヨネーズがあって、助かっています。

南昌の江財大のときは、

一旦在庫が無くなったら半年は待たなければなりませんでした。

ここはどうなんでしょう。

ちょっと買い置きしたい気持ち。

南昌のキューピーマヨネーズは杭州の工場で作られていましたが、

ここのは「北京丘比食品有限公司」と書いてありました。

この赤ラベルが日本の味と同じ、青ラベルのはビミョウな味付けです。

一度間違って青を買って、泣く泣く、でも全部食べました。

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「今日は日本の若者&大人自慢するよっと」No.1497

2015-11-01 23:09:04 | 反戦平和

今年は、本当にいろんなものを見ました。

あまりにも大事なものは輪郭やサイズがはっきりせず、

ただ心の中に熱くボワボワと燃える焔のようなものとしてずっとあるのです。

長年、そんな風に心にあった焔が社会現象となって現れた気がする年でした。

(って、まだ2か月残っていますけどね)

その社会現象の一つというのが、日本の若者たちが、街に出てきたことです。

11月8日(日)で原宿高校生デモがあるそうです。

私はこのポスターを見るだけで、時代が動いているのを感じます。

『僕たちが 忘れると思ってたなら 大間違い

だって 僕らの民主主義なんだもの。

一緒に声を上げないか?

一緒に歩こうYO

道端で見ていたって つまらない

だって 僕らの民主主義なんだよ』

THIS IS WHAT DEMOCRACY LOOKS LIKE.

 

も一つ、これは昨日の渋谷でハロウィングループとは混じらず、

ずっとスタンディングしていた二人だそうです。

フェイスブックのコメント欄で、

「ここは日本だ。お前ら、なにやってんだ」

とか言う『サヨク』オジサンもいましたが、

私はこの二人の行動、嬉しいですよ。

 

も一つの、も一つ、

下は自衛官の家族の声を集めたRKB  News です。

フェイスブックには貴重な情報なのに、

なかなかメディアで流してくれない情報が矢継ぎ早に載せられます。

その一つだと思い、ここに転載させていただきます。

今、たくさんの日本の若者、そして、若者の命を守りたい大人たちも

街に出て文字通りスタンディングしています。

空気読むのが上手と言われる日本人が、

諦めが早いと言われる日本人が、

行動しなければ、また、とんでもない社会が本当に来てしまうことをひしひしと感じて、

未来を変えようとしていることを、

私は心から自慢したいと思います。

 

―――フェイスブック田中遊夢さんの記事RKBニュース「安保法1か月”自衛官の家族は…」

11月2日ごろには公式サイトから映像削除されるとの情報があります。

◼削除されそうなRKB News のURLです

http://rkb.jp/news/news/29298/ …


集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法の成立から、1か月あまりが経ちました。

この法律の影響を最も受けるのは、活動の幅が大きく広がる第一線の自衛官です。

自衛官の家族に今の思いを聞きました。

●街頭で市民に訴える富山正樹さん
「自分たちの思っていた政策と違うのであれば、皆さん、どうぞ、『違うものは違う』と声を上げませんか」

安保関連法の成立から1か月が過ぎた先週、福岡市天神の街頭で、あるグループが、この法律の廃止を訴えていました。

中心にいる富山正樹さん、自衛官の家族です。

21歳になる次男は、任期制自衛官です。

息子のためにも法律の成立を阻止しようと、3か月前に1人で始めたスタンディングアピール。

今では、多くの仲間が集まるようになりました。

●次男が自衛官の富山正樹さん
「このまま黙っていたら、本当に自分の子供も戦地に送られてしまうかもしれないという危機感ですね。

(憲法の解釈が)一内閣の閣議決定で覆されてしまって、しかも、多くの国民の皆さんも非常に疑問を感じて、世論調査なんかを見ると、それこそ8割の方々が、今国会中の成立に対してはやっぱりおかしいと思っていらっしゃいますよね。

そうであるにもかかわらず、それが強行されていく。

それが止められない。民主主義って一体、何なんだろうかっていうのが本当、大きいですよね」

●参議院特別委員会(音)

集団的自衛権の行使などを盛り込んだ安保関連法。

怒号が飛び交う中、政府・与党は、強行採決とも言えるやり方で成立させました。

不信感を募らせている人は少なくありません。

佐賀県唐津市呼子町の古里昭彦さんもその1人、海上自衛官の息子がいます。

●長男が自衛官の古里昭彦さん
「誰が考えても、やはり憲法に反してるわけですよ。要するに、ルールというのは、簡単でなければいけないわけですよ。

子供たちもわかるルールでなければ。

それが、憲法学者も『わからん』と言うような難しいルール、誰にもわからないルール、これはルールじゃないですよね。

憲法9条の第2項で、武力は持たないということになって、それが、海外に武力を持って行くわけですから、私は、ちょっと矛盾していると思います」

 
田中 遊梦さんの写真
田中 遊梦さんの写真
田中 遊梦さんの写真
田中 遊梦さんの写真
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「ドイツ政府の潔さ」No.1496

2015-11-01 00:18:28 | 脱原発

ドイツと日本は戦後の歩み方がよく比較されます。

「ドイツは戦争犯罪について、きちんと謝ったのに日本は謝っていない」とは、

中国に来て何度も聞きました。

そのたびに「いや、戦後50年の村山談話でようやく日本もきちんと謝罪しましたよ」

「日本は戦争について深く反省し、二度と戦争をしないと憲法にも明記されています」

と話したものです。

それでも、相手はあまり納得した顔になりません。

村山首相が謝罪しても、すぐその後で小泉首相が靖国参拝したり、

安倍首相に至っては「侵略の定義ははっきりしていない」と、

日本が侵略戦争をしたことさえをも

否定的な発言をしたり(アメリカの圧力ですぐに撤回しましたが)、

日本国の姿勢が首尾一貫していないのが丸わかりだからです。

(日本もドイツのようにきちんと謝罪する態度を堅持したら、

それ以上、誰も責めたりしないのに……。)

と、相手(ほぼ学生たちばかり。大人は気を遣ってそういう話題は避けます)

の顔に書いてあります。

(そこまでドイツを持ち上げられたら、なんかちょっと…)

と思わないでもなかったんですけど(笑)、

最近特に、ドイツの姿勢に学ぶべきものを感じます。

それは戦争に対する姿勢のみならず、原発事故や難民支援についても発揮されています。

ドイツは福島原発事故を重く受け止め、2022年までに全原発停止を決定しました。

アンゲラ・メルケル首相は、その前のシュレーダー首相が掲げた脱原発政策を、

産業界の要請をバックに一旦ひっくりかえしましたが、

現実に深刻な原発事故が起きると、何が最も大切かを、冷静に、筋道を立てて考え、

再び、脱原発に舵をきりました。

「人類は原子力を制御できない」と判断したからです。

最も大切なものは命であり、

それを守れない可能性の高い原発とはキッパリ縁を切る決断ができるその潔さ。

ドイツ首相にはあり、今の日本の首相には欠片もないものです。

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