ATLAS/KATO 壊れたフード爪の直し方

2009-02-16 18:09:59 | アメリカ型模型関係
KATOのRS-3がTMSの製品の紹介に載ったのが1984年ですから、最初のロットは製造以来25年経っていることになります。
さすがにスチレンも老けるのでしょう。 これが折れている模型をたまに手にします。

このNYC塗りのRS-3は去年ヤフオクで入手しました。
説明に曰く「ボディが外しやすくなっています」
手元に来て理由が判りました。 フードをシャシーに留める爪が1本割れていたのです。
ものは言いようというか、この説明は日本語的には正しくありませんね。 
正しくは「たいへん外れやすくなっています」です (笑
フードをつかんで持ち上げると簡単に外れてくれるのです。
でも「ノークレームノーリターンでお願いします」なので普通の大人は泣き言は言いません。
まあ、安かったので動力装置の予備のつもりで押入れに放り込んでありました。

一昨日までやっていたRSD-12 ヘッドライトLED化のアイディアが浮かばないのですが、代わりにこの爪を直す方法を思いついたので直してみました。

爪の下部、引っかかる部分が欠けているので、この部分を何かで足してやればよいわけです。
漠然とプラ板で補修することを考えていましたが、強度が確保出来そうに有りません。
今日なんとなく「真鍮線で・・・」とひらめきました。

まず爪の欠けた両側に0.5ミリの穴を開け、そこに真鍮線で作ったコの字型を差し込めばOK! *トップ画像*
はまり具合を確認して瞬間接着剤を塗ればお終いです。
はめ合いが少し緩い場合は真鍮線の真ん中付近を外側へ曲げると調節できます。

*注意点はシェルの厚さが1ミリほどしかないので、ドリルで外側に突き破らないようにすることだけです*

↓は欠けていない方の爪と、真鍮線を取り付けた裏側



これをやっていたら、もう1輌壊れた機関車の存在を思い出しました。
米国型を始めた頃に、トレインの在庫リストを見て山梨の方の模型屋さんから通信販売で買ったRS-1です。
手元に来てしばらくすると、片側の爪が根元から折れていて、反対側も引っかかり部分が割れていることに気付きました。
でも注文の電話をした時に「同じ模型は一つしかない」と言ってたので文句も言わずにそのままにしておいたのです。
その後、スチレンか真鍮で爪そのものを作り変えようと考えて、欠けた爪を綺麗さっぱり取り払ってしまったのでした。

RS-3の成功に気を良くして、こちらは真鍮線だけです。
注意点はやはり外側に突き破らないようにすること。
はまり具合も真鍮線の曲げ方で調節出来て簡単に直ってしまいました。



これで安心して遊べます 
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