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妄想




今年の夏、夫は不惑。


おお、不惑。万物を包む大気のように自由闊達な(マクベスね)人間。
そんな完璧な男の存在はわたしの妄想にすぎない(あるいはそんな男は仙人である。スーツなど決して着用しまい)と分っていても、ええわあと思う。



夫は昔は「エロイカより愛を込めて」のZに激似と言われていたが、今では部長(笑)のカンロクである。
あるいは「パタリロ!」のバンコラン少佐とも呼ばれている。困るなあ、ハゲとか、スパイとか、ゲイとかばっかり。

ちなみにわたしは....。どうして夫婦そろって漫画のキャラクターなのか。よくわからない。


あだしごとはさておき。


記念すべき誕生日に記念すべきプレゼントを。

夫のスケジュールにおいてはいつ休みがとれるか前もって全く不明ゆえ、思い出に残る旅行をプレゼントしたいわたしにとっては非常に悩ましい。できれば到着するまでどこに行くかは秘密にしたい。

英国のテレビによると、夏のバカンスの予約が殺到するのは1月2日なのだそうである。さすが休暇のために働く欧州人である。ということは今から予定を立ても早すぎはしまい。いや遅いくらいか。

彼がモルジブにもう一度行きたがっているのは知っているが、わたしとしては未踏の地に惹かれる(わたしの誕生日じゃないけど)。それもリゾートと遺跡なぞが一体化しているところ...
とりあえず知り合いのGMにメールで相談してみた。お返事が楽しみである。


そんなことを芋づる式に考え、調べたりしていると、モダンなプールサイドでシャンパンを飲みながらipodでコシ・ファン・トッテを聴いている自分が浮かんできた...そして隣にはうれしそうな部長、もとい夫。


これから夏までに何度も同じ妄想をして楽しむに違いない(笑)。



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