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シェルタリング・スカイ




最近、gooブログの編集画面には「ブログを開設してから16○○日」という表示が出るようになった。


その表示が、「あなたの人生はあと○○○○日」という啓示と同様、不気味で不毛であると感じるのは、わたしが日々を無為徒食で過ごしているからだろうか。

1600と数百の日々...非凡な人間でなくとも何かをやりとげることができたに違いない時間だ。
それなのにわたくしときたら。



ポール・ボウルズの小説、シェルタリング・スカイの一節を思い出した。


人は自分の死を予知できず、
人生を尽きせぬ泉だと思う。
だが、物事はすべて数回起こるか起こらないかだ。
自分の人生を左右したと思えるほど大切な子供の頃の思い出も、あと何回心に思い浮かべるか?
せいぜい4、5回思い出すくらいだ。
あと何回満月を眺めるか?
せいぜい20回だろう。
だが、人は無限の機会があると思い込んでいる。




今年もわずかになりました。


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