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Brugge Style
旅は道連れ
昨日に続いてブルージュで出会う日本人旅行者の方々の様子...
娘と犬を連れてショッピングストリート辺りで何件かの用事を済ませていたら
「あ、あの人さっきもすれ違ったわ、うふふ」
と、団体旅行メンバーの女性がわたしに向かって言い放った。
人ごみでも十分聞こえる声だった。
海外では独言も口から出てしまうのだろうか。
「うっわーへんな犬!」
と指差しで言われたこともあるし(哀れわが愛犬)。
今朝は郵便局で順番待ち中、3人のお嬢さんに写真を撮りまくられた。
「あのコートかわいいっ」と。
うむ、ちゃんとお化粧しててよかった(コートしか写ってないと思うけど)。
どこかの旅ブログに深い紫のコートの写真@ブルージュが掲載されたら教えて下さい。あ、もし「コートは超かわいかったけど、着ている人はおばさんで全然かわいくなかったです(絵文字)」などと書かれていたら教えて下さらなくて結構です(笑)。
断っておくが、わたしはどう見ても日本人にしか見えないと思う。
....
20年くらい前、友人と2人でイタリアを列車で旅した。
始発のヴェネツィアで乗り込んだ彼女とわたしがコンパートメントを占領していると、発車間際に黒髪の大層麗しい若者が入って来た。
わたしたちはもちろん「かっこええええ~」と盛り上がる。
次の停車駅でも若い男性がコンパートメントに同乗して来た。殺人的なおしゃべりイタリア男だった。わたしたち2人と黒髪男を相手に会話を始める。4人とも同年代のわれわれはだんだん打ち解け...
ロシアの小説には、汽車の旅の暇つぶしに、乗り合わせた者同士が話し込む描写が多用されている、あんな感じである。
ベルギーの鉄道にはコンパートメントというのを見たことがないが、長距離を旅する時は快適でわたしは大好きだ。コンパートメント外の通路から風景を見るのも趣があって楽しいし...
ええ、黒髪の若者はカナダ人で日本語がぺらぺらだったんですよ。
人悪過ぎ。
「自分、それでいっつもめっちゃええ目してるんやろ」
とコテコテに突っ込んだのは伝わらなかったようだった(笑)。
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