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Brugge Style
雲丹
少し前のヤフーニュース。
「根室市の歯舞漁協が納沙布岬沿岸に移植放流していたエゾバフンウニ約3トンがラッコに食べられ、壊滅的な被害を受けている」
ああ、ラッコちゃん...
雲丹は好きな食物、上位5位以内に入る。
それにまた何と素敵な漢字をあてたんだろう!
(摩天楼とか、地中海とかもわたしをうっとりさせる)
このようにわたしをうっとりさせる食物でありながら、この辺りでは非常にマイナーである。
シシリーに旅行した時は憑かれたように食べ続けることができたが、他にはブラッセルのレカイエ(<とても好きなレストランだ)でフラン仕立てと、パリのクリスチャン・コンスタンとレスパドンでサバラン仕立てにしてあるのを食べたことがあるくらいだ。
うん、フランにしろ、サバラン風にしろ、卵黄と混ぜてあるのは「もったいない...」と変なタメイキが出るばかりである。
生で食べるチャンスがあるのはノブでくらい...
パリやロンドンなどの大都市では、わたしはフレンチにはほとんど行かない。フレンチはベルギーで安くておいしいものが食べられるから。
わたしが吸い寄せられるのは和食を初めとした洗練されたアジア料理だ。
だから大都市のフレンチに対しては寡聞であり、ここ数年くらいでラディカルに変身しつつあるフレンチが、殻付き雲丹を生で供しても驚かない(かなり美的なオブジェだし)。
根室のバフンウニ、造形も美しく、色も鮮やかでさぞおいしかろう...
とにかく雲丹が好きなの...

レシピカードには海老と一緒にパスタソースにすべし、と書いてあったので、熱々ご飯にのせて食べる分を除いてはレシピに従った。
パスタソースとしては結構おいしいのだが、サフランの風味が異常に勝っていて、とても熱々ご飯のお供にはならない。
瓶詰めで売られている雲丹の佃煮的なものを想像していたのに。
いろいろ試して日本人の味覚に最も訴えそうだと思ったのが、パスタにオリーブオイルと和えた後、鎌田のだし醤油を注ぐ方法だ。
根室のラッコがうらやましいけれど(お腹の上にのせて愛くるしくおいしそうに食べるんでしょうな!)鎌田のお醤油がある限り、わたしは一生機嫌のいい人でいられそうだ。
わたしの好きな食材ベスト5
雲丹
あわび
いくら
メロン
白米
大豆
ひじき
しいたけ
栗
かぼちゃ
ほうじ茶
....このリストは長くなりそう。
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