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Brugge Style
パンナクック(クレープ)
フリッツ、リエージュ・ワッフルに続き、ベルギーのおやつ代表クレープ。
オランダ語では pannekook パンナクック。
直訳するとフライパン・クッキー、つまりパンケーキ。
厳密に言うとクレープとパンナクックは別物なのかもしれない。考えれば考えるほどそんな気もしてくる。
でも日本では「クレープ」として知られていると思うので、ここではクレープに統一する。
パリのサンジェルマン教会前に出ているような立ち食いのクレープスタンドは実はブルージュにはない。
ブルージュでは、クレープはティールームなどで着席してナイフとフォークで食べるものである。
おそらく、おやつやケーキの類いでは老若善男善女に最も人気の食べ物だ。
例えば子どものお誕生会などでも、バースディケーキよりクレープ。
粉砂糖、キビ砂糖、黒砂糖を好みでふりかけられるよう添えるのが王道で、場合によってはジャムやクリーム、アイスクリーム、チョコレートソース(等なんでもあり)などを供する。
皆に人気があり、安価で、手軽で、ティールームやレストラン、どこででも食べられるおやつであるのだが、あらかじめ焼いてあるものを温め直してサーブされることが多いのが不満で、わたしは決まった店でしか食べない(わたし辛党だし)。
忙しい時間にいちいち一枚一枚焼いていられないのは分かる。
でも、フリッツが揚げたてで、ワッフルが焼きたてでなければならないように、クレープもやっぱり焼きたてでなければならないのである。ラーメンやうどんができたてでなければならないのと同じ条理。
冷めたたこ焼きは美味いけど(笑)。
注文が通ってから焼く確実においしいのが出てくるのがケンピンスキ・ホテルのティールームだ。
これはわたくしのお墨付きであります。
紅茶がおいしいお店が全くと言っていいほどない中で、ここの紅茶は美味い。ぜひ一緒に。
今ならテラス席でどうぞ。
(ホテルのティールームは年中無休なので、その点も安心しておすすめできる)
追記:2011年6月でシェフが替わり、パンナクックも前とはちょっと違うものになった。わたしは前のもの(上の写真)の方が断然好み。
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