日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
バターナッツのすり流し
冬が旬のはずのバターナッツ・スクオッシュが近所のスーパーにまるで旬のような値段で大量に売られていた。
不思議だ。
去年日本に一時帰国した時も、目の前がぱあっと明るくなるような料理をたくさんいただいた。
大阪茶屋町近くの町家を改造した料亭で親友と食事をした時、英国では馴染みのバターナッツがカウンターにオブジェのように飾ってあり、和風な雰囲気にそのちょっとコミカルな佇まいがマッチしていた。
気の利いた俳句を目にしたかのようだった。
料理の中にはバターナッツのすり流しが含まれていて、これが濃厚なのにさっぱりしてとてもおいしかった。
日本のあのホクホクして濃厚ないわゆる南京は英国では和食材店でなければ手に入らない。バターナッツならばほとんど年中近所のスーパーで手に入る。英国に戻ってすぐ、あの料亭の味を思い出しながら真似して作ってみたのだ。
もちろん複雑で丁寧に作られた料理人さんのすり流しの味とは違うけど...
今回は夏らしく冷製にした。
モエのバターナッツのすり流し
バターナッツ 350グラム程度(処理後)
玉ねぎ 半分(50グラムくらい)
ポロネギの白いところ(50グラムくらい。100グラム全部玉ねぎでも可)
にんじん 中一本(100グラムくらい)
だし(昆布入り断然おすすめ) 1リットル
しょうゆ(あれば薄口しょうゆ) 大1
みりん 大1
あれば塩こぶなど少々飾りに
バターナッツは皮とワタを取り大きめに切る
玉ねぎ(ポロネギ)とにんじんは薄切りに
全て鍋に入れ、だし汁を入れ柔らかくなるまで煮込む(わたしは出汁の袋を2つほど一緒に入れて煮込んでいる)
30分くらい?
バーミックスなどでつぶしてなめらかにする
調味料で整える
娘が最初味わったとき「白味噌入ってる?」と聞いたくらい豊かな甘みがあり、ほんとうにおいしいです!
欧州にお住いの方には特におすすめします。バターナッツが残ったらパンプキンプリンを作ってね。
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