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alighieri




ここ数年、意識してコレクションしているジュエリーのブランドが英国デザイン賞を受賞したとのお知らせがあったので、それについて書いてみようかと思う。

Alighieriは2014年に、ダンテの『神曲』にインスパイアし設立されたロンドンのジュエリーブランドだ。
デザイナーは大学でフランス語とイタリア語を修めたRosh Mahtani。


一つ一つのピースを『神曲』の詩に対応させ、敷衍して記憶や旅、土地などにまつわるストーリー性を持たせているがゆえに心を鷲掴みにされるブランディング(あまりこの単語に好感を持っていないのだが)。
また、壮大な詩の一編や一部、象徴、隠喩に対応しているため、コレクション心をくすぐられる。

カードゲームのカードやモンスターを集める気持ちと一緒なのかと思う!

わたしは持っていないが、『神曲』に神聖な数字として繰り返し登場する「3」をモチーフにしたネックレス、欲しいなあ。


写真のイヤリングは「オリーヴの枝」という。
一番最近買ったもので(先週百貨店リバティのセールで!)バロックパールの大きいサイズがとても好みだ。
煉獄篇において、オリーブの枝は友情の印だそう。

他にもオリーブには聖書の平和の象徴の他、太陽、豊穣、富、勝利、生命などを表し、縁起がいい。
写真の枝はうちにある樹齢60年あたりのオリーヴの樹からもらった。最近の長雨のためだめになってしまわないかと心配...


ジュエリーはわたしにとってはただのおしゃれの飾りではなく、宗教遺跡や聖具などと同じカテゴリーにあるもので、時間、神性、聖域、神話、精神性などを象徴している意味のあるものなのだ。


高価なジュエリーではないのでコレクションしやすいのもいい点だ。じゃらじゃらと愛用中。
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