かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

ミニ電気ドリルの製作

2006年09月25日 | 製作

工作をするとき、金属板やアクリル板にドリルで穴を開けることが多いのですが、穴の位置がズレたりしないよう、予め細いドリル(0.8mmφ)で予備の穴を開けています。
穴あけは、ピンバイスという工具を使い、手作業でグリグリと開けているのですが、この作業は大変手間がかかりますし、たくさん開けると指先も痛くなってしまうのです(>_<)г

そこで今回、ピンバイスをモーターで回す”ミニ電気ドリル”を製作することにしました。

Mini1_1 ←ご覧くださいっ(`o´)/
・ピンバイスの先端とギアボックスを、金属のジョイントで結合しました。
・ドリルチャックの部分は、単4電池とほぼ同じ大きさです。
・厚さ3mmのアクリル板にも、簡単に穴を開けることができました。

Mini2 ←穴を開けたところ。

●ジョイントとピンバイス
Mini3この金属のジョイント(写真:左)は、ギアボックスの軸(4mmφ)とピンバイスの軸(約6mmφ)を結合するためのものです。
金属の丸棒の中心に真っ直ぐな穴を開けるなんてことは、旋盤でも無ければ難しいでしょう。
実はこのジョイント、元々は田宮模型の「遊星ギアボックス」セットに付属していた”ジョイントメタル”という部品で、ギアボックスの軸(4mmφ)と、3mmφの軸を結合するため、予め中心に穴が開けられていたものでした。今回、3mmφ側の穴を電気ドリルで6mmφに広げながら掘り進め(深さ12mm程度)、写真のものを製作したというわけです。
ピンバイス(写真:右)は、市販のピンバイスの先端を糸ノコで切断したものを利用しました。6mmφの穴にピッタリ入るよう、軸の部分を少し削りながら調整しました。

●ギアボックス
利用したのは、田宮模型の「ハイスピードギアボックス」です。
いくつかのギアボックスでドリルの回転速度を実験したところ、このギアボックスの18:1のギア比が、早すぎず遅すぎず、調度良いということになりました。形状も他と比較してコンパクトなのが気に入ってます。

ミニ電気ドリルは、中高生の頃にも製作を試みましたが、失敗していました。ドリルの回転軸がブレないようにするのが難しかったのです。使用したピンバイスの先端は、その頃からずっと工具箱に保管されていて、やっと日の目をみました。よく残っていたものです(^^;
今回製作できたのは、当時には無かった精度が良く扱い易いギアボックスと”ジョイントメタル”という部品が手に入ったためですね。これらのおかげで、ドリルもブレることなく、シンプルでカッコイイものができたと思います。
昔できなかったものも、今ではできる。そんなものがまだあるかもしれません(-_-)゛

コメント (2)
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