かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

からくりギヤボックス"かりおかマシーン6号"

2022年03月17日 | 製作

この記事には回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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以前、タミヤのギヤボックスをサーボモーターのように動かすという仕組みを検討したことがありました。

ギヤボックスをサーボモーターのように動かしてみました。 -その2-

しかしその後、何かに利用したかというと何も無しです・・・(._.)ヾ(^_^;)
回転角度をコントロールできるという利点を活かして何かに使えたらと思うのですけどねぇ。

ネットにはマイコン等でサーボモーターを動かしたという記事や動画はたくさんあるのですが、工作物としてはサーボモーターのレバーで電気のスイッチを押させたとか、何かフタの開け閉めをさせたとかくらいのようです。
やはり、用途としてはロボットやラジコン模型というところでしょうか。

ところで、単にスイッチのON-OFFでレバーが2点間を往復するというだけの動作であれば、ギヤボックスとカムを使った簡易なスイッチ回路でできました。

2つのカムはギヤボックスにより同軸で回転します。
マイクロスイッチMS1、MS2は両方とも開放状態です。
SWをONするとリレーがONします。
電流がD1⇒M⇒MS2と流れるのでカムが回転します。
すぐにMS1がカム1で押下され、電流はMS1⇒M⇒MS2と流れ回転が継続します。
やがてMS2がカム2で押下されると、MS2が電気的にOFFになるので回転が止まります。
SWをOFFするとリレーがOFFします。
電流がD2⇒M⇒MS1と流れるのでカムが反転します。
すぐにMS2が開放状態になりますが、電流はMS2⇒M⇒MS1と流れ反転が継続します。
やがてMS1が開放されると、MS1が電気的にOFFになるので回転が止まり、最初の状態に戻ります。

動きを見てやってください。


カムは1枚だけにすることもできますが、製作上スマートにできると思いましたので2つに分けました。
また、待機時にマイクロスイッチが押下された状態のままにならないように、カム2の形状とMS2の使い方に配慮しています。
最初から6Pの2回路2接点スイッチで操作をするのであればリレーを使う必要も無いのですが、1回路1接点(の押しボタンスイッチ等)で動かせるようにしておいた方が応用がし易いと思いました。

実はこのからくりは、自動カーテンの製作のために考え、その後マウスのクリック装置などにも使っている方法なのでした。
待機電力も不要ですし(整流ダイオードのリークは除く)精度を求められるものでなければ十分だと思っています。

今回は、タミヤのミニモーター多段ギヤボックス(12速)を最も遅いギヤ比にして使いました。

停止時の惰性による動きを抑えるためには、回転が遅い、または、惰性での回転分が少ないギヤボックスを使う方が良いと思います。

久々に、からくりギヤボックスシリーズの記事にしてみました(^_^)b (・_・ )シリーズなの?

コメント
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