ついに、前から非常にきになっていたポルシェ911ターボ(996型)に試乗できました!!
タイムズレンタカー Service Xという趣味車を扱っている素晴らしいレンタカー屋さんがあるのですが、今回ラインアップに911ターボを追加してくれました!
996型ターボはそこそこリーズナブルなお値段になってきたので、手が届く1台。
これは次期愛車候補かも。。と気になっていたので、とても楽しみにしてました!
では、さっそくインプレです。
●居住性 ★★★
キャビンはスポーツカーらしくタイト。
前席は全く問題ありませんが、後部座席はスペースといい、音といい、ちょっとした拷問です:)
インパネは、1000万円オーバーの車にしては質感は高くありません。
この年代のポルシェの不満点ですね。
振動は結構入ってきて、電気マッサージ機状態です:)
加速時のサウンドは勇ましいのですが、ちょっとこもり気味です。
●動力性能 ★★★★
ATモード時は2速発進なので、出足はちょっとトルクが細めに感じます。
MTモードで1速スタートにすると、ターボらしいグッとした加速を楽しめます。
3000回転を超える頃からはターボの本領発揮で、NAでは望み得ない爆発的な加速を見せます。
ただしそのときもRRの恩恵で地面を踏みしめてスリップは皆無なので、怖い思いをすることもありません。
高速への伸びも素晴らしいのですが。。。まあ現代の基準では、化け物みたいに早い訳ではありません。
●ハンドリング ★★★★
さすがポルシェ、リニアでほぼ文句のつけどころのないハンドリングです。
フル加速するとフロントの接地感が軽めになるところは911ならではのキャラですね。
●総合評価 ★★★★
ほぼ予想どおりの感触でした。
ターボのパワーは公道ではお釣りがくる速さですが、
GT−Rやランボに比べると、まあ常識の範囲内かと思います。
ハンドリングもボディ剛性も文句ないのですが、やはりATがすべての反応をワンテンポ ダルなものにしています。
かといって、セルシオのように快適な訳でもありません。
911のハイエンドモデルとしてターボの称号は一度は手に入れたい魅力的なものですが、
スポーツカーを求めるならMTモデルを選ぶべきのようですね。
とはいえ、RR特有のハンドリングはちょっとクセになります。試乗時はフロントが軽めであまり好きなフィーリングではないのですが、降りてしばらくすると、あのクセをもう一度体感してみたい、自由に操れるようになりたい。。そんな気持ちにもさせるところがポルシェのポルシェたる所以なのでしょうね。
それでは動画をどうぞ!
ちなみに997ターボの試乗記はこちらです。