◎概要:
不慮のトラブルで愛車をなくした私を不憫に思った友人が、”俺、ロードスター買ったからやるよ”とタダでくれた車、それがミニカダンガンです。ああ、もつべきは気前のいい友達だ・・
◎走り:★★★★
550ccとはいえスーパーチャージャーをつけ、車重600kgあまりのこの車はバリバリの走り屋使用で、強化クラッチ、強化サスとあいまって、その名のとおりダンガンのようにカッとぶマシンでした。三菱の車らしく低速からグっと加速し、ほとんどロールせずにコーナーを駆け抜けるこのマシンは、車にのってしばらく眠っていた私の”走りの魂”に火をつけ、次のRX-7購入へと私を進ませるのでした。
◎居住性:★
今まで乗った車の中で最悪でした。広さはまだいいのですが、先先代オーナーがスプリングを自分でカットしていたため、乗り心地最悪、内臓が揺すられる車でした。最初にこの車を手に入れたとき、鎌倉まで友人とドライブにいったのですが、あまりの乗り心地の悪さにぐったりして1日中昼寝していました。これまた先先代オーナーの趣味で、ダッシュボードに変な黒人のバネ付きマスコットがついてましたが、運転中は振動でたえずフロントガラスに頭を打ちつけ、ガチャガチャいっていました。
◎まとめ:★★★
結局3ヶ月くらい乗り、次のRX-7の下取りになったミニカダンガンですが、ライトウエイトマシンの楽しさを教えてくれたいい車でした。体によくないのがタマにキズでしたが。ちなみに25万円で下取されたことを知った友人は、”そんなに高い値がつくのなら、俺が売ればよかった・・・”と少々後悔しているようです。
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