アルファロメオ・ファン待望のFRセダン、ジュリアに試乗しました!
私も以前、GTの3.2を所有していましたが、これがFRならさらにいいのに。。と感じていました。
果たして新生FRアルファは期待を超えるのでしょうか?試乗したのは日本にはないディーゼルの2.2L、8ATモデルです。では、早速インプレです!
●居住性★★★★
ジュリアはいわゆるDセグメントと呼ばれる競合ひしめくクラスに投入されましたが、A4や320d、Cクラス等の高級セダンと比べても快適性は劣っていません!昔のアルファを知る人からすると、拍子抜けするくらい静かで、アクセルを床まで踏み込まないとサウンドは聞こえてきません。
乗り心地は、競合のように路面に吸い付くようなフラットライドとまではいきませんが、低速で多少固めに感じるものの、高速ではピッタリと吸い付きます。
居住空間も大人4人が不満なく乗れます。ボディもしっかりしてます。
●動力性能★★★★
ディーゼルも気持ちいいトルクが低速から悠然と湧きあがりますので、あっという間にスルスルと制限速度に達します。サウンドも中々スポーティですね。競合に引けをとりません。
●ハンドリング★★★★
低速での切込みの鋭さは、これぞアルファ!とうれしくなります。BMWもスポーティですが、さらに軽快ですね。ちゃんと高速域ではスタビリティが確保されているところがMITOとの熟成の違いを感じさせます。FFと違い、コーナリング中にパワーをかけてもフロントが逃げず、お尻から押される感覚が素晴らしいですね。
●総合評価★★★★
ファン待望の新生アルファは、予想よりも大人な高級モデルに進化しました。もちろん細かく見ていけば、競合他社の方が優れている点もあるのですが、このクラスは本当にレベルが高いので、余裕で合格点以上を獲得しています。高級なセダンが欲しくて、その中でもっともスポーティで他の人と違う車に乗りたい方には、このジュリアが最有力候補ですね。人と違う、より上質さを求めるならジャガーXE、鉄板の快適さならCクラス、スポーティかつ全方位に優れた車ならBMW320dですね。ほぼ好みの世界で、どれを選んでも性能的にガッカリすることはないと思います。一点、残念だったのが、試乗車が150馬力のディーゼル仕様だったこと。スムーズなトルクでスピードが乗るのは良いのですが、やはりガソリンより頭打ちが早いのです。アルファならガソリンで回しながら乗りたいですね。
では、動画をどうぞ!
名車アーカイブ アルファロメオ&フィアットのすべて―100年を超えるヒストリー歴代モデル完全保存版オー (モーターファン別冊 名車アーカイブ) | |
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