トヨタ 2代目 新型MIRAIに試乗しました!
ご存知じ、トヨタの水素自動車ミライの最新モデルです。先代も中々の仕上がりでしたが、2代目はどう進化したのでしょうか?同じ日に試乗した、初代MIRAIやヒュンダイNEXOとも比べてみたいと思います。
●居住性★★★★
まず見た目がかなり伸びやかで大きくなりましたね!全長は約5mで全幅も1900mmに迫ります。
レクサスと同じフレームを使う2代目は、明らかに初代よりワンランク上の車格になりました。
インパネの質感は、ソフトパッドの多用とピアノブラック加飾で上質。12インチモニターは良いのですが、センターメーターは実は真ん中のみが液晶で両脇は異なります。
ここは1枚の大型モニターが欲しかったところ。
空間は、まず前席はガラスの傾斜が結構きついのが気になります。LSと同じ感じですね。
後席は広大という感じではなく、頭上にあまり余裕はありません。またつま先空間や、左右の間のフロアも盛り上がっています。この辺りはNEXOの方が優秀です。
ただ、先代よりは頭上空間は広くなってます。MIRAIは先代、2代目ともに空力をかなり意識していてルーフラインがシャープなので、キャビンに影響が出ています。
静粛性は素晴らしいですね!先代も結構静かでしたが、2代目はさらにモーター音等も抑えられ、実に静かです。タイヤの影響か、ロードノイズが消しきれていないのは残念。
乗り心地もいいですね!ボディがしっかり、厚みのあるフレームに包まれるような感覚があります。この辺りはNEXOより優れたところです。
A C Cの制御も自然で、安心して任せられます。
●動力性能★★★
街乗りレベルでは加速も電気らしい気持ちいいトルクが味わえます。もちろん、吹け上がりも超スムーズ。
ただ、馬力自体は180程度でさらにトルクは初代より低い300Nmなので、高速道路の追い越し加速等は思ったよりマイルド。
不満があるレベルではありませんが、速い車ではありません。EVあるあるですね。ここはNEXOの方が優れています。
●ハンドリング★★★★
FRらしい上質さが味わえます。ハンドルの重さも適度でしっかりしていますし、コーナーでの挙動もどっしり安定しているので安心できます。
特に中立付近の手応えや路面からのフィードバックは先代より向上しました。
●総合評価★★★
先代よりもグッと高級感がアップしましたね!もともと静かで上質な車でしたが、今回はさらにボディが立派になりました。これはまさに未来の高級車の姿と言っていいと思います。もちろん、現状の水素ステーションの数を考えると、買える人はわずかでしょうが、ステーションが近くにあり、あまり遠出をしない方なら、車自体の仕上がりは非常にいいですよ。
価格は初代とあまり変わらないので、これも中古市場では大幅値下がりしており、200万円台前半と超お買い得ですね!
では、動画をどうぞ!