MINIクーパー カブリオレに試乗しました!
先代、先先代のMINIカブリオレには試乗したことがあり、その走りの楽しさは非常に印象に残っていましたが、現行モデルは今まで機会がなく、今回初試乗になります。マイナーチェンジ後の最新モデルは、果たしてどんな走りを見せてくれるのでしょうか?早速試乗インプレです!
●居住性★★★
最新モデルはMINIのテイストを残しながら、グッと今風になってますね!メーターはフル液晶ですし、センターには大型のインフォテイメントモニターが設置、その下にはメッキ加工されたスイッチ類が並びます。新しいけど、やはりMINIだな、と感じさせるデザインの加減が上手いですね。
居住空間は、前席は問題ありませんが、後席はかなり狭いです。現行モデルでサイズアップし、それまでよりマシになったとはいえ、閉塞感はありますね。膝前は拳半分くらい、頭上は意外に余裕あり、ただ背もたれがかなり垂直です。
トランクスペースは、きちんと入れれば機内持ち込みスーツケースが二つとリュックくらいは入ります。広いとは言い難いですが、独立したトランクルームがあるのはありがたいですね。
乗り心地は固め。路面のいいところでは気持ちいいフラットライドが楽しめますが、大きめのギャップは衝撃を結構伝えてきます。とはいえオープンの時は力の逃げ場が多いので、クローズドモデルほど嫌な感じがしないのがカブリオレの不思議なところです。
●動力性能★★★★
1.5L3気筒ターボは136馬力を発生。このエンジンは優秀で、低速からしっかりトルクを出しつつ、頭打ち感の少ない気持ちいいエンジンです。試乗したモデルにはパドルシフトがなかったのが残念ですが、シフトレバーを駆使して走れば、ワインディングでも爽快な加速が楽しめます。
●ハンドリング★★★★
基本的にはニュートラルですが、少しレシオがクイック目で、アクセルをオフにすればほんの少しだけ車体を巻き込むことも可能。接地感は高く、スポーツ走行を重視した足回りです。初代のようなゴーカートフィーリングは薄れましたが、コンパクトスポーツとしてはしっかりしていて、さすがBMWと唸らされます。ブレーキの効きやタッチもいいですね。
●総合評価★★★★
初代より大きくなりましたが、それでもまだまだ一般的にはコンパクトなボディーなので、取り回しに気を遣わないで良いところが魅力的ですね。狭いワインディングでも持て余しません。そして何よりMINIであることのキャラクターが唯一無二の存在感を醸し出しており、好きな人は他に比較するものがないのではないでしょうか。個人的には、数あるMINIのボディの中では、カブリオレが1番走ってて楽しいと思います。
では、動画をどうぞ!