4月22日(土)、京都から近鉄特急で三重県津市へ。津では辺野古に持ち込まれる大型ケーソンがつくられるというので、住民らが「辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会」を立ち上げ、活発な運動を続けている。
大浦湾の最深部では新基地の護岸とするために、最大のもので高さ24m、幅22m、長さ52mという巨大なケーソンが38函も設置される。そのうち大型ハイブリッドケーソン13函が津のJFEエンジニアリング(旧日本鋼管)で造られると言われている。
午後、同会主催の一般向けの講演会「沖縄の今、これから---辺野古・高江米軍基地建設問題」、そしてケーソン問題に特化した学習会が続いて行われ、連続して4時間たっぷり話しをさせていただいた。参加者の関心は高く、鋭い質問が相次いだ。長く辺野古の問題にもかかわって来られた生物学者・M先生や行政法の専門家・S先生らも参加され、貴重なコメントをいただいた。
県民の会では、今後、街中に大型ポスターを貼っていくという。「沖縄新米軍基地の土台となるケーソンを津市でつくらせない! JFEは辺野古のケーソンをつくるな! これ以上沖縄に軍事基地を押しつけるのをやめませんか」と訴える素晴らしいポスターだ。
23日(日)の朝、県民の会の方に案内していただいてJFEエンジニアリング津製作所の工場を見学した後、中部国際空港から沖縄に戻った。いよいよ明日(24日・月)には埋立本体の護岸の基礎工事が始まるかもしれない。大量の捨石が投下されれば、もう大浦湾の環境は致命的に破壊される。知事の埋立承認の撤回以外に、それを止める方法はない。