10月21日(金)、久しぶりに平和市民連絡会の高江便を担当。いつもより遅かったので東村の辺りからダンプトラックの隊列の後ろになってしまった。10台ほどのダンプトラックの前後を、それぞれ7~8台の警察車両が警護した大名行列だ。
メインゲートの手前まで来ると機動隊が道路を封鎖し、前に進めない。仕方がないので車を置いたままメインゲートまで歩いていく。2~3名の機動隊員がぴったりとつきまとってうるさい。しばらくすると、いったんメインゲートに入ったダンプトラックが、N1ゲートまで採石を運んでピストン往復を始めた。その間、3時間ほど県道は完全に封鎖されたままだ。
メインゲート前でダンプトラックの観察を続けた。番号表示や差し枠は大急ぎで手直ししたようだが、あわてたものだから番号表示も基準通りの大きさに書かれておらず見苦しい。こんな番号表示はダンプ規制法でも認められない。
さらに排気管の開口方向が横に向けられている車が多い。歩行者に直接排気ガスがかかり、これも道路運送車両法違反だ。
沖縄総合事務局運輸部に電話する。排気管が横に開口しているのは不正改造だと認めたが、やはり「車のナンバーを教えてください。車の所有者にハガキを出して確認します」というだけだ。メインゲート前の機動隊員や県警の警察官らに「違反車両だから取り締まれ」と言っても全く聞こうともしない。
午後2時、島袋文子さんが任意聴取されるというので名護署にかけつけた。ところが、N1裏テントに大勢の警察官、機動隊員らが家宅捜索に来たというので、大慌てで高江に戻った。2時間ほど捜索が続いたが、結局、押収物はなし。さらに夜には山城博治さんの自宅にも家宅捜査が入ったがやはり何の押収物もない。運動の弾圧を狙った不当な捜索というほかない。