(6月28日の琉球新報)
まもなく7月、いよいよ防衛局の工事が高江、辺野古で強行される。
6月27日(金)、早朝の普天間基地大山ゲート前での抗議行動を終えた後、高江に向った。
梅雨が明けたとたん、凄まじい暑さだ。午後からN1テントで支援者たちのミーティング。7月からの工事強行に向けて態勢強化が出来てよかった。
(北部訓練場、N1ゲート。まもなくここから入るN1地区でヘリパッド工事が強行される。)
この日は名護泊。28日(土)早朝から辺野古へ。今日は、まもなく始まる海底ボーリング調査に抗議する海上パレードだ。国会議員さんらが乗ったボート5隻と、20艘ほどのカヌーが真っ青な海に繰り出す。
防衛局は、工事の施行区域を「臨時制限区域」とし、いっさいの立入を禁止しようとしているが、それには全く法的根拠がなく、進入すれば刑特法違反で逮捕という脅しも通用しない。政府が根拠とする日米地位協定第2条第4項(a)は、「合衆国軍隊が区域を一時的に使用しないとき」に、「日本政府が臨時にその区域を使用できる」というものだ。たとえば、普天間基地では、宜野湾市役所前の消防署裏の駐車場用地などがそれにあたる(注)。「共同使用」という言葉でごまかされやすいが、あくまでも米軍が使用するのではなく、日本政府が使用するものだ。辺野古でも、今回設定される「臨時制限区域」の管理は、米軍ではなく、埋立工事を施工する日本政府となるのだから、刑特法違反などあり得ない。
(注)なお、普天間基地北部や東部の「市民駐車場」は「2条第4項(a)」に基づくものではなく、「米軍司令官の好意で使用させてもらっている用地」にすぎない。だから、以前の普天間基地封鎖行動の後、米軍の一方的な通告で閉鎖されたりした。
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(辺野古の座り込みテント前での抗議集会)
辺野古の浜から、カヌーで座り込みテント前の集会会場に向かう。今日は、40人ほどがカヌーに乗ったが、半数ほどが20代の若者たちで心強い。
沖合で10艘ほどのカヌーが横一列に並び、そのまま前進。海底ボーリング調査が始まれば、作業船の進行をこうして阻止するのだ。
(夜7時のNHKニュース)