辺野古新基地建設事業を巡っては、沖縄県と国との法廷闘争以外にも、辺野古周辺住民らも国を相手に3件の抗告訴訟を提起している。
これらの住民の抗告訴訟でも、原告適格の問題で却下されることが多かったが、本年5月15日には、福岡高裁が4人の原告適格を認め、一審判決を破棄して那覇地裁に差し戻す画期的な判決が出された。国は多くの反対を押し切り、最高裁に上告したが、この間、県との訴訟で国に忖度したような門前払い判決を出し続けている最高裁でも、福岡高裁の判決を覆すのは容易ではないはずだ。
最高裁が国の上告を受理しなければ、那覇地裁で辺野古埋立承認を取消した国の裁決について、具体的な内容に入った審理が始まる。軟弱地盤等の問題にいついて追及していくことが出来るのだ。こうした状況を切り開いた原告住民らと、それを支えてきた弁護団に敬意を表したい。
これらの住民の抗告訴訟を手弁当で担ってきた辺野古弁護団に対して、今年度の新崎盛暉平和活動奨励基金が授与され、昨日(11月9日・土)、授与式と記念シンポジウムが開催された。
中村弁護士の裁判報告、徳田博人琉大教授の講演、そして原告住民らの挨拶等、熱のこもった集まりだった。
私も、2019年度の新崎盛暉平和活動奨励基金の助成金をいただいたが、いつまでも新崎先生の遺志を継ぎ、この奨励基金が継続していくよう皆さんの協力をお願いしたい。

