6月29日(土)、森本防衛大臣が、アメリカ政府からオスプレイ配備の正式な通告を受けたとして、説明のために沖縄にやってきた。29日は、佐喜真宜野湾市長と会ったが、佐喜真市長も、もちろん「遺憾で許しがたい行為だ」と配備を拒否する姿勢を崩さなかった。
そして、30日(日)には、仲井真知事と会うために県庁を訪問。沖縄平和運動センターらは、早朝から抗議行動を行った。ところが、午前9時から会談の予定だったのに、森本防衛大臣は、なんと抗議団がまだ広場で集会をしている午前8時半にこそこそと県庁に入っていったという。
県庁の入り口では、警察が歩道に鉄柵を並べて規制。横断幕を広げることにも妨害を続けた。
知事との会談を終え、県庁を出る防衛大臣の車
防衛大臣の車に、「帰れ! 帰れ!」のシュプレヒコール
この日、知事は防衛大臣との会談の後、記者団に、「無理やり配備するなら、全基地即時閉鎖という動きに行かざるを得ない」と述べたという。あの優柔不断の知事が、これだけはっきりと言い切ったのも、オスプレイ配備に高まる県民の声に押されたのだろう。もう、沖縄は負けない。