12月21日(木)、早朝から辺野古へ行き、海上行動のミーティング。今日は昨日、本部を出た台船が大浦湾に入ってくるのだが、どうも体調が優れず抗議船に乗るのは断念する。
本部港では今日も石材の積出しが始まりそうだというので、少し休んだ後、本部に向かった。本部港(塩川地区)に着くと、もう石材を積んだダンプトラックが台船への積込作業を始めていた。一帯はフェンスが設置され、立入禁止にされてしまっている。機動隊員らが大勢並び、ものものしい警備態勢が敷かれている。それでも、本部町島ぐるみ会議の皆さんが、果敢な抗議行動を続けていた。
Tさん撮影
Tさん撮影
昨日から、機動隊員らは、大型バス等の車両で三方を囲い、そこに住民らを閉じ込めて長時間の拘束を続けている。こんな人権無視のやり方は法的根拠もなく、許せない。
この日、またとんでもない違法行為が見つかった。本部町が出した「シュワブ傾斜堤護岸工事の為」の12月1日から31日までの荷さばき地使用許可は、下の図の青い箇所に出されている。ところが、この日、防衛局と業者は、青い部分を使わず、許可が出されていない岸壁と荷さばき地に勝手にフェンスを設置し、立入禁止区域としてしまったのだ。
(防衛局と業者は、許可申請を行わず港の一部を立入禁止区域として石材積込作業を行った。完全な違法行為である)
警備にあたっている沖縄県警の連中にそのことを説明するが、「そんなことを私に言ってもらっても---」と言って逃げていくだけだ。
(無許可での港湾使用に対して抗議を続ける)
要するに許可申請の内容もデタラメだし、実際の使用の仕方も許可内容と大きく逸脱しているのだ。また、先日から説明しているように、民間業者の勝手な使用を認めたり、無許可の事務所設置なども相次いでいる。
本部町はこうした問題をきちんと整理した上でないと、辺野古への新たな荷さばき地使用許可、岸壁使用許可などあり得ない。沖縄県が毅然と対応することを求めたい。