3月20日、昨年の高江・辺野古の不当弾圧事件で威力業務妨害や公務執行妨害、傷害、刑特法違反等の罪に問われた山城博治さん、稲葉博さん、添田充啓さんらの公判を傍聴した。それぞれの弁護団が熱のこもった最終陳述を行い、3人が最後に意見を述べ、裁判は結審した。
(公判前の決起集会には多くの人たちが結集した)
3人の最終意見陳述は素晴らしいものだった。
・山城博治さん:「改めて訴えたい。この裁判で裁かれているのは我々ではない。裁かれるべきは政府の差別的沖縄政策です。裁判長、是非、そのことを分かっていただきたい」
・稲葉博さん:「検察は『被告らは反省もなく、再犯の恐れも高い』と言うが、その意味なら私は何も反省していない。私たちは、沖縄の、そして日本の未来のために命をかけている。裁判長、私はむしろ実刑を望みます」
・添田充啓さん:「高江の運動にかかわれたことを誇りに思っている。逮捕の後、長い拘束期間も、私を支えてくださった沖縄の方々には本当に感謝しています。起訴事実は全て身に覚えのないことです。私は無実です」
3人の陳述には、大きい拍手と激励の声がわき上がり、裁判長の制止にもかかわらず、長く続いた。
3月17日以来続いた公判はこの日で結審。判決は3月14日(水)午後1時30分に言い渡される。
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裁判が終って大急ぎでオール沖縄の学習会へ。加藤祐三琉球大学名誉教授が、この間、大きな問題となっている大浦湾の活断層の可能性について分かりやすく説明された。加藤先生の講演の後、私も、先週の防衛省交渉で活断層の問題について追及した内容を報告した。
政府は、「活断層はない」と言うのなら、2014年以来実施してきた海底ボーリング調査と音波探査の結果を全て公表しなければならない。