今日(7月7日・土)は、午後、辺野古で学習会が予定されている。朝、レジメの作成等に手間取り、少し遅れて辺野古に行った。
午前中は、ゲート前での座り込みに参加。今日の参加者は100名ほどだろうか。真夏の日差しが容赦なく照りつけ、凄まじい暑さだ。海上行動も暑いのだが、それでも時々、風が吹いてほっとすることもある。ゲート前は舗装の照り返しなどもあってたまらない。連日、ゲート前に通い続けている皆さんたちのご苦労には頭が下がる。
今日もマイクを回されたので、現在の工事の状況とその問題点について説明をさせてもらった。
午後2時からは、辺野古のコミュニティセンターで「てぃだの会」主催の学習会。予想を超える50名近くの人たちが来られて盛況だった。1時間半ほどの時間をいただいたので、ゆっくりと話をすることができた。
今日は次のような話をした。
4月から続いていたK9護岸基礎工の捨石の投下作業は、現在、100mほど進んだところで、台風シーズンが終る11月末まで休止せざるを得なくなっている。防衛局は、工事用仮設道路造成、被覆ブロック製作などの準備作業をしないまま、捨石の投下作業を始めたので、これ以上続けることができなくなっている。防衛局は最初からそれが分かっていて、本来の工程を無視して石材投下作業を始めた。防衛局の狙いは、大浦湾への石材投下が始まったことを見せつけて、県民の諦めを誘うことなのだ。
琉球新報が那覇市長選の立候補者へのアンケート調査を行っている。そこでは、「普天間飛行場の辺野古への移設問題について」という質問に対して、維新など5名の候補者が「土砂が入った今、このような質問自体に意味がない」と答えている。これこそ、政府・防衛局の狙いだろう。そして、来年1月の名護市長選で、「辺野古の問題はもう争点ではない」というムードを作ろうと必死なのだ。
下が、今日の学習会で使ったパワーポイントの表紙。
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午前中は工事用ゲート前での座り込みに参加。今日は、参加者はそれほど多くはなかったのだが、午後2時半頃に強制排除され、工事車両が5台、入ったという。
今日、とんでもない記事があった。
ゲート前では、いつも機動隊が抗議する市民らを強制排除し、警察車両と鉄柵で囲った狭い場所に市民らを閉じ込める。その後、ゲートに入った工事車両が出てくるまで、市民らを1時間ほどもその狭い「檻」から出さない。炎天下の日差しもひどいが、とりわけ堪らないのは警察車両がエンジンをかけっぱなしにしていることだ。気分を悪くする人も多いし、私の知人Sさんは、ぜんそくもちなのでいつもむせて苦しんでいる。
今日の琉球新報は、6日の県議会で与党議員が「市民を排除した後、1時間近く排ガスを吸わせていいのか」と質問した際、県警の重久警備部長が「排ガスを吸いたくなければ、違法行為を止めていただくことだ」と答弁したと報じた。車両のエンジンを止めず、閉じ込めた市民らに排ガスを浴びせているのは「制裁」なのだ。法的根拠がないどころか、弁護士さんも指摘しているように、まさに「傷害罪に該当する」違法行為だ。
こんなことが認められてはならない。高江でも辺野古でも行われている警察によるこのような「制裁」は絶対に止めさせなければならない。
2017.7.8 琉球新報