10月23日(金)、早朝5時過ぎ出発、途中3人を拾って辺野古に向った。何時、国土交通大臣が知事の「埋立承認の取消し」を執行停止するか分からないので、今日からゲート前での阻止行動を強化するのだ。
今日も台風の影響で、一日中、強い雨が降り続いた。ゲート前集会では、そんな雨を吹き飛ばそうと、京都の歌姫・真由美さんが頑張ってくれた。特に盛り上がったのは、山城博治さんとの「ケセラ」の熱唱。やんややんやの喝采が湧き上がった。
(真由美さんと山城博治さんの熱唱)
司会のOさんに促され、私も博治さんに続いてマイクを握った。今日、お話ししたのは、シュワブのゲートで警備にあたっているアルソック(総合警備保障㈱)との工事契約についてだ。昨年から工事用ゲート前にアルソックの警備員らが並び、抗議する県民に対峙するようになっている。この業務について、防衛局は7月22日、「シュワブ(H27)陸上警備業務」をアルソックと契約した。工期は7月23日から来年3月31日の253日間の業務契約だ。
皆に「このアルソックとの契約金額、分かりますか?」と聞いてみた。誰も正答できない。契約金額はなんと19億3408万円、1日あたり760万円という高額なのだ。皆から驚きの声があがった。
それだけではない。下にこの契約の「入札・契約状況調書」を添付したので見ていただきたい。
防衛局が設定した予定価格に対する入札金額の割合を落札率というが、この契約では実に99.8%にもなっている。ほぼ、予定価格の満額で落札したことになる。こんなことは通常ありえない。業者間で談合がなされたか、発注者から予定価格が業者に漏らされていたとしか考えられない。
この「陸上警備業務」だけではない。防衛局は、やはり7月22日に「海上警備業務」の契約を締結した。やはり今年度末までの契約だが、請負金額は実に24億円にもなっている(これも落札率は99.5%)。
そもそもこれらの警備業務は、昨年6月、大成建設と約60億円で契約した「シュワブ(H26)仮設工事」に含まれていたはずのものである。この工事は、増額変更が続き、今年6月末の変更契約では147億円にも増えている。この変更契約でも、「陸上警備業務」「海上警備業務」が計上されており、7月22日の「シュワブ(H27)陸上警備業務」「シュワブ(H27)海上警備業務」と重複しているのはどういうことだろうか?
ともかく辺野古新基地建設事業に関しては、それこそ湯水のように税金が浪費されている。